2021.07.05

あまり知られていない軒天(のきてん)の重要性

こんにちは。いつも大変お世話になっております。SiMの窪田です。
先日、お家の軒天部分の施工修理をさせていただきました。
私自身もよく町中を歩いていると軒天が剝がれていたりカビやシミが出来ているお家をよく見かけます。
この軒天部分は実は、多くの重要な役割を果たしている部分でもあるのです。
ですので今回はそんな軒天の重要性についてご紹介させていただきます。

軒天の重要性について

軒天は、普段から雨風に晒されている状態です。
なのでお家のほかの部分に比べて劣化が早く進んでしまいます。
軒天の劣化を放置していると雨漏れにも繋がってしまうので定期的なメンテナンスが必要です。
では、軒天はどのような重要な役割があるのか?

1.外壁を雨風、日差しから守る傘のような役割
ひとつ目は雨風が直接当たらないように外壁を保護する「傘」のような役割を果たします。
また軒天が剝がれて下地材が剝き出しになっているとそこから雨水が吹込み、屋根が劣化しやすくなります。
軒天がしっかりと屋根の裏部分をしっかりガードしている事で、湿気や強風から家を守る効果があります。

2.火災が起きた際の「延焼防止」です。
住宅で火災が起きた時、軒天がないと室内の火が窓から屋根に燃え移りやすく、短時間で屋根全体に火が回ってしまいます。
軒天のおかげで屋根は、火から守られているのです。

3.屋根裏に動物が住み込んでしまう。
下の写真のように軒天が剝がれていると、鳥や猫又はネズミなどが住み着いてしまいます。
さらに、天井裏に巣を作ってしまうケースもあります。

軒天が剥がれが見られる場合の施工方法

軒天が剝がれてしまって傷んでる場合、雨漏れを起こしていた場合は張替工事がおすすめです。
腐食してしまった軒天材、下地材は撤去し新たに下地を組み直し張り替えます。

Before

After

軒天がシミのようなカビなどの劣化の場合軒天塗装で済む施工方法もあります。
軒天に剝がれがみられる場合は、塗装ができませんので軒天材の補修が必要になります。
既存軒天の経年劣化と施工範囲によって補修方法も異なりますのでご希望に合わせて決めていきましょう。
軒天がシミのようなカビなどの劣化の場合軒天塗装で済む施工方法もあります。

軒天の劣化は屋根の雨漏れのサインかもしれません。
今一度お家の軒天を確認してみてはいかがでしょうか。なにか気になること御座いましたらお気軽にSiMへお問い合わせください。