2022.02.15

スレート屋根塗装

いつもお世話になっております。みらい住宅サポートの山科です。
今回はスレート屋根の塗装について伝えていきたいと思います。

スレート屋根とは

スレート屋根とは、板状または波板状に薄く加工されて作られた屋根材を指し、スレート屋根は以下のような呼ばれ方もしています。

・カラーベスト
・コロニアル
・ストレート屋根(よく間違われて使われている名前)

名前や素材は多少違いますが、どれも薄い板のような特徴があります。

現在、一般的な戸建てで使われている屋根材が主にスレートとなっているため、ご近所さんやお出かけした時など、よく見かけるかもしれませんね。

スレート屋根を塗装する必要性

スレート屋根に塗られた塗装は、築7年前後から劣化が大きくなっていきます。

屋根は常に「紫外線」や「雨風」など自然環境が発生させる刺激を受け続けているので、お家のどこよりも傷みやすい。

そして、スレート屋根に施されている塗装は、これらの刺激を直接屋根材にいかないようにする役割があるのですが、塗装が剥がれてくると、刺激が直に屋根材へ伝わってボロボロに…。

屋根材1枚ごとはそこまで高くありませんが、屋根には何百枚という屋根材が乗せられており、全部がボロボロになって交換しようと思った場合、100万や200万の高額リフォームが発生してしまうんです。

そのため、スレート屋根を劣化・刺激から守るため、改めてスレート屋根を守る塗装が必要となります。

例えば、屋根の劣化をそのままにすると、雨漏り(一次被害)の発生確率が高まるだけでなく、雨漏りが引き金となってシロアリ(二次被害)を呼び寄せる原因にもなってしまう。

スレート屋根の劣化は放置せずに、定期的な塗装が必要となります!

スレート屋根の塗装時期

スレート屋根の塗装の時期を知る上で知っておきたいことが2つあります。

それは「どんな症状が出たら塗装が必要なのか」「スレート屋根の塗装に適した季節」の2つになります。

スレート屋根の塗装はどんな症状が出たらやるべきか

・築10年前後
・色褪せ
・割れ
・ズレ
・塗装の剥がれ

これらの状況・症状がでているのであれば、塗装が必要な時期となります。

屋根に上がって直接確認すると分かりやすいのですが、屋根に上がるのは大変危険なため、必ず専門の業者にお願いして屋根の状態を調べてもらってください。

スレート屋根の塗装に最適な時期

スレート屋根の塗装をする際に、最適な季節があります。

それは、秋ごろの10~11月です。

どの季節であっても塗装はできるのですが、塗装は湿度・気温・雨と深い関わりがあり、これらが影響する季節は塗装が難しくなります。

特に雨の季節である6月は、雨の影響で塗装がストップすることも…

そのため、湿度・気温・雨など環境要因が安定している秋ごろの10~11月が塗装に最適です。

スレート屋根の塗装では屋根の劣化は直せない

知っておきたいのは、塗装をしたからといって、屋根がすでに受けてしまっているダメージで引き起こされた劣化は、もとに戻すことはできないということです。

塗装をすれば大丈夫と思う方も多いのですが、塗装はあくまでスレート屋根を環境ダメージから守るための保護材。

そのため、塗装ではスレート屋根自体の劣化は直らないということです。

スレート屋根の劣化を直したい場合は

スレート屋根自体の劣化を直したい場合は、塗装ではなく屋根材を全部交換する葺き替えや、既存の屋根の上に重ねて屋根材を取り付ける重ね葺き(カバー工法)が必要となります。

葺き替えも重ね葺きも、塗装よりも費用(金額)が高いので、葺き替え・重ね葺きをするかどうかしっかりと見極めないといけません。

最後に

スレート屋根に施された塗装にも耐久限界が存在しているからこそ、塗り替えが必要なのですが、スレート屋根自体にも15年~25年ほどの寿命が存在しています。メンテナンスしないとすぐに屋根としての機能が果たせなくなるため、定期的な塗り替えを行い屋根材を守っていく事が、将来的な修繕費用を下げる結果にも。

みらい住宅サポートでは点検、メンテナンス、ご相談からお見積りまで無料で行っております。
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