ボンフロン・高性能フッ素樹脂塗料 AGCコーテック

ボンフロン®は、発売から35年以上。AGCが開発したフッ素樹脂「ルミフロン」を原料とした高性能な塗料です。耐候性が非常に高く、紫外線による塗膜の劣化抑制に威力を発揮。身近な建築物に採用されています。

ボンフロン施工例

ボンフロン特長1:高耐候性(耐紫外線性)

塗料(塗膜)の高耐候性のカギ フッ素樹脂「ルミフロン®」

ボンフロンが採用している塗料用フッ素樹脂ルミフロン®は、フッ素樹脂分子中の炭素(C)とフッ素(F)の結合力が紫外線エネルギーより強いため、優れた対紫外線性を発揮します。

塗料(塗膜)の高耐候性のカギ  フッ素樹脂「ルミフロン®」

ルミフロンは、フッ素モノマー(FE)とビニルエーテル(VE)からなるフッ素樹脂

ルミフロン®と一般樹脂・他社フッ素樹脂の耐候性比較

ふっ素樹脂の主鎖結合エネルギーは均一で紫外線エネルギーよりも大きく自然光では原理的に分解しません。
これに対し、ポリウレタン樹脂などの主鎖結合エネルギーは自然光の紫外線エネルギーより小さく自然光により切断分解して劣化してしまいます。

ルミフロン®と一般樹脂・他社フッ素樹脂の耐候性比較

またFEとVEの各ユニットがほぼ100%の確率で順序良く並ぶ(完全交互共重合性)ため、他社フッ素樹脂と比較しても、カギとなる主鎖部分の結合エネルギー(414~424KJ/mol)が最大紫外線エネルギー(411KJ/mol)より大きく、紫外線による劣化を抑制します。

ルミフロン:FEVE
(交互配列)

他社フッ素樹脂:FEVEs
(非交互配列)

フッ素モノマーとビニルエーテルを規則的に交互配列させることで、紫外線に強いフッ素モノマーがビニルエーテルを守る構造を実現しており、他の塗料用フッ素樹脂の持つ弱点をボンフロンは克服しています。

特長2:ライフサイクルコストの低減


●塗り替えサイクルが長い

ボンフロンは、塗装の光沢や色彩が長期間劣化しません。

アクリルウレタン塗料は約5年、アクリルシリコン塗料でも約10年で劣化して塗り替えが必要になりますが、ボンフロンは約20年の長寿命。

ビルやマンション、橋や鉄塔などでは塗り替えに多大な労力と費用が掛かるため、ボンフロンの長い塗り替えサイクルが経済的メリットを生み出します。

ボンフロンの塗替え時期

●30~40年間の塗り替えコストの比較

ボンフロンの1回あたりの塗料価格は他の塗料よりやや高くなりますが、30~40年間で1回の塗り替え工事で済みます。

アクリル樹脂等の他の塗料では、その間、寿命から換算すると2~4回も工事が必要となりますので、1回あたりのイニシャルコストは安くても、ランニングコストでは、ボンフロンの2~3倍以上となります。

●メンテナンス・コストも低減(ボンフロンSR仕様)

ボンフロンは、塗膜表面の親水化技術により、油性成分を含んだ都市型汚染物質を降雨によって浮き上がらせて押し流す「セルフクリーニング機能」により、すじ状に外壁が黒ずむ「雨すじ汚れ」を雨水が除去するので、外壁のメンテナンス・コストを低減できます。

また、長期間にわたって、劣化や変色の原因となる大気中の汚染物質や藻・カビから建物を守ることが可能です。

ボンフロン-セルフクリーニング機能

特長3:ラジカル制御性能(BONNFLON GT)


●ボンフロンGT(Great Tolerance)

フッ素樹脂 + ラジカル制御性能

2つの特性がタッグを組んだ耐候性(対紫外線性)がスゴイ!

フッ素樹脂 + ラジカル制御性能

●沿岸部・離島など厳しい環境下でも建物をしっかりと保護します。

ラジカルというのは、顔料(塗料の色などの元になっている成分)に含まれている「酸化チタン」が強烈な紫外線や雨風などに当たり光触媒反応によって発生する物質のことです。このラジカルは、塗料の耐久性を保つ「樹脂」を分解してしまう性質があり、塗膜劣化の原因物質とされています。

ボンフロンGTは塗料(白顔料)に含まれる「酸化チタン」をコーティングすることで、ラジカルによる塗膜劣化の低減に成功。

沿岸部・離島など厳しい環境下でも建物をしっかりと保護します。

お気軽にお問い合わせください。045-872-0038受付時間 9:00-20:00 [ 定休日 水曜日 ]

お問い合わせ お気軽にお問い合わせください