2021.06.12

横浜市戸塚区にて築30年のアパートの屋根外壁の現地調査を行いました。

横浜市戸塚区で、アパートオーナーのお客様より屋根カバー工事を始めとした全体的なお手入れを検討しているとのご相談を承り、早速現地調査にお伺い致しました。
建物は30年を経過した2階建ての建物で屋根はスレート材、外壁材は金属サイディング仕上げとなり、更に鉄製階段等、お手入れの対象となる場所が各所にある建物となります。

屋根を見渡すと、何枚かスレート材の差し替えをしているようで、棟板金の交換も10年前にされたそうです。
※スレート材の差し替え工事は既存のスレートを留めてる釘を折る工程がありますので、当社ではおすすめいたしません。

また、全体的に色褪せと藻の発生が見受けられました。
スレートに塗られていた塗料が紫外線によって劣化し、色が褪せてしまった状態になります。
すでにスレート自体が吸水する状態になっているというサインですので、他の症状が出る前に築年数に合わせたメンテナンスをおすすめいたします。
今回の場合ですと、築30年ということもありますので、防水シートの耐久年数(20年~30年)も考え屋根のカバー工事にてご提案させていただきます。

こちらのアパートの外壁は金属サイディングですが、窯業系サイディングとの最大の違いは防水性能です。
窯業系サイディングやモルタルは塗膜が傷んでくると外壁材そのものに雨水が染み込みやすくなりますが、金属にはそれがありません。
水は染み込まないのですが、雨水などから保護するという点では窯業系サイディングも、モルタルも、金属サイディングも、同じです。
チョーキングを起こすと、素材が水に触れてしまうため、錆びやすくなります。
またシーリングのひび割れも起こしていますので、全体的なメンテナンスのご提案をさせていただきました。
お住いの外壁や屋根が心配という方は、お気軽にご相談ください!