2022.04.26

10年に一度の外壁塗装

お世話になっております。
みらい住宅サポートの三浦です。
今回の現場レポートは外壁塗装についてお話したいと思います。


外壁塗装は10年に一度必要とされています。皆さんが外壁塗装を考えるキッカケはどんな時ですか?
・家を建てて年数が経過したので汚れが目立つ
・ご近所の方が塗り替えをおこなっていたから
・親戚の集まりの前に外壁を綺麗にしたいから

など様々な理由があると思います。
ですが「外壁の汚れは気になるけど、今すぐおこなう必要はない」と外壁塗装の必要性や重要性をあまり感じていない方も多いと思います。
ここではまず外壁塗装の必要性をお伝えします。

環境の違いで劣化のスピードが変わる

日本の住宅の平均寿命は約30年で、アメリカの住宅平均寿命の3分の1と言われています。
なぜここまでも違うかと言うと、それは日本の気候に原因があります。
日本は高温多湿であり、元々の日本家屋とは石の上に土台が乗るような構造でした。
しかし現代の日本住宅は、コンクリートを基礎に使うようになったことで、床下の風通しが悪くなり、住宅に使用する木材が痛みやすくなってしまったのです。
大切なお家を守るためにも、定期的にメンテナンスをおこない、長期的に風雨・紫外線などから私たちを守ってもらう必要がありますす。

10年に一度塗装する事のメリット

現在、日本の住宅の約80%を占めると言われている、窯業系サイディングボード。
その窯業系サイディングボードは主成分がセメントのため、元々防水性能は全くありません。
そのため工場出荷時に塗装をおこない、防水性を持たせていますが、その防水性能も5~7年で切れてしまいます。
その他の外壁材もほとんどが同様の年数で最初の防水性が切れてしまうため、目安として
「築10年で1回目の塗装」
というのが一般的によく言われます。
塗装をするメリットとして次の2つが主に挙げられます。

1.建物の美観を保つ
外壁は毎日、風雨や紫外線に晒されているため、色あせや塗膜の汚れ・劣化が見られます。
外壁塗装をすることによって、劣化していた外壁塗膜を綺麗にすることができ、新築のような輝きを取り戻すことができます。
また、新築時とは違ったデザインや色味に変更することもでき、今までと気分転換をすることも可能です。

2.外壁を保護するため
塗料を塗り、塗膜を作ることで、劣化した外壁を風雨や紫外線などから守ることができます。
定期的なメンテナンスをおこない、建物の耐久性を高めることで、劣化の原因から大切なお家を守ります。
お家の築年数が5~7年の方は、防水性が切れるといわれている時期ですので、一度外装の調査や点検する事をおすすめします。

※外観は勿論ですが、私達のような業者は建物を守る事やお客様が安心して暮らせるかなどを1番に考えますので2番の項目はとても大事な物になります。

外壁塗装を行うべきサインについて

定期的なメンテナンスと一口に言っても外壁がどのような状態になったら塗り替えが必要なのか分からない方も多いと思います。外壁塗装をおこなった方が良い外壁の劣化症状をお伝えします。

1.外壁の色褪せ
外壁塗膜に劣化が見られなくとも、外壁が当初より色あせをしている場合は、塗り替えを検討したほうがよいでしょう。外壁の色あせは塗膜劣化が始まっている証拠でもあります。

2.チョーキング
外壁を触った時に、粉が手についたことがないでしょうか?実はこのことを「チョーキング現象」といいます。これは紫外線や直射日光、風雨などが原因となり、塗装の表面が劣化して起こるものなのです。
分かりやすい例で言うとガードレールを触った時などに手に付く粉がチョーキングの現象になります。

3.塗装の膨れ、剥離
外壁の塗膜が膨れていたり、剥がれていたりしませんか?実はこれも外壁塗膜の劣化が原因で、塗膜の膨れ・剥離を放置しておくことで、外壁内部へ雨水が浸入しひび割れ等を引き起こす恐れがあります。

4.クラック
外壁のひび割れのことを「クラック」といいます。
クラックの幅が0.3mm以下のものをヘアークラック、0.3mm以上のものを構造クラックと言い、構造クラックがある場合には、早急なメンテナンスが必要となります。
クラックを放置しておくと、そこから雨水がどんどん浸入し、カビなどの原因になる他にも住宅の強度低下の問題も引き起こす恐れがあります。

5.コーキングの劣化、割れ
サイディングボードの継ぎ目や窓のサッシ回りなど、シーリング部分が劣化し亀裂が生じていることがあります。シーリング材が劣化している場合は、「増し打ち」や「打ち替え」をおこない、目地部分からの雨水の浸入を防ぐ必要があります。
このように外壁材の劣化においても、様々な劣化のサインがあります。まだ早急な対策が必要でないものから、住宅の構造劣化に繋がる重大なものまで、いくつかありますので、劣化進行度が高の劣化が見られる場合には、業者に連絡して見てもらうとスムーズにいくかと思います。

以上が10年に一度塗装が必要な理由です。
劣化が始まると後は劣化が進むだけになりますので気づいた時点でメンテナンスや工事をしないと家は傷んでいき、酷くなると害を及ぼす事になります。
ですが工事となると金額を見た時に安いと感じる方は少ないと思います。
準備が出来るまでは定期的に業者に見てもらうなど工夫すると良さそうです。

みらい住宅サポートでは困った方の相談やアドバイスなど無償で行ってますのでお気軽にご連絡下さい。
経験豊富なスタッフがしっかりサポートさせて頂きます!