2021.09.13

FRP防水とは?

FRP防水とは木やコンクリートで作られた床の上にFRPのシートを敷き、その上に樹脂を塗って硬化させる施工方法です。
硬化後はプラスチックのような硬さを感じられる床面になりますが、そのままでは紫外線に弱いため保護の「トップコート」という塗料を重ね塗りします。
FRP防水は住宅のベランダやバルコニー、陸屋根(屋上)のほか、ビルやマンションの屋上などにも幅広く使われています。

FRP防水のメリット

軽量

FRP防水は他の防水材に比べて軽いのが特徴です。建物への負担を軽減する効果があるため、築年数が経っている家のベランダにも適しています。

強度の高さ

耐久性や摩耗性に優れているため、人の出入りが多い場所にも最適です。
車が上を走っても耐えられるので屋上駐車場にも使われています。

防水性の高さ

貯水槽やプールなど、水が漏れてはいけないような場所に使われているほど防水性が高いといわれています。
FRP防水は硬化がとても早いため、施工期間が1~2日で終わることもあります。

FRP防水のデメリット

他の防水工事と比べて施工費用がやや高い。
木造かつ広い面積(10㎡以上)の床面には施工できない。

FRP防水の工事にかかる費用相場

FRP防水の工事にかかる費用相場は、1平方メートルあたり5,000~8,000円前後が目安です。
ウレタン防水の工事にかかる費用相場は、1平方メートルあたり3,000~7,500円前後が目安なので、比較すると少し高い傾向があります。