棟板金が浮いていると言われたら?その時の対処法は?

お世話になっております、みらい住宅サポートです。
今回は、最近弊社にも最もお問い合わせの多い、「棟板金が浮いている」と言われた時の対処法・修理方法についてご説明させていただきます。

屋根の点検や塗装工事を依頼した際に・・
「棟板金が浮いていますね、修繕工事をした方がいいと思います!」
と、工事業者に言われたものの「棟板金って何?」「なんで浮いているの?」と疑問に思った方はいませんか??

屋根や外壁材などのわかりやすい場所、見える場所や言葉であれば、誰でも理解できますが「棟板金」など専門用語のような言葉が出てくると、なんだか混乱してしまいますよね。

しかし、業者の方が言ってくださったように「棟板金が浮いている状態は修繕が本当に必要な状態」にあります。
そのまま長期間放置していると、屋根から雨漏りが発生してしまうことも・・。

そこで今回は棟板金が浮いていると言われたらどうすればいいのか、なぜ棟板金は浮いてしまうのかという部分を詳しく解説していきたいと思います。

この記事を読めば・・
・棟板金がどの部分のことで、どういう役割なのか理解できる
・「棟板金が浮いている」と言われた時の対応の仕方がわかる
・悪質な飛び込み営業に騙されない!

理解をしまた変な業者には騙されないようになるのでぜひ読んでみてください。

それでは早速内容に入っていきましょう!

そもそも棟板金って何?

棟板金というのは、金属屋根やコロニアル屋根の一番高いところに取り付けられている部材のことを言います。

屋根を構成しているのは面。
形によって面の数は異なりますが、面の組み合わせによって屋根はできています。

片流れ屋根ではありませんが、面と面を山状に組み合わせた場合、頂点部分に隙間ができてしまいますよね。その隙間を埋める役割を果たしているのが「棟板金」です。

また、寄棟屋根では頂点部分以外にも対角線上に隙間ができます。
その部分を「隅棟」と言うのですが、頂点部分と同様に「棟板金」として呼ばれております。

自分の家の屋根が、切妻屋根や寄棟屋根である場合は、外に出て1番上の部分や隅棟を確認してみましょう。屋根の1番上やそこから繋がっている対角線に、棟板金が付いていると思います!

皆さんそれぞれが棟板金がどこについていて、どのような役割を果たしているのかがわかったかと思いますので「棟板金が浮いている」という状態について詳しく解説していきます!!

棟板金が浮いていると言われた!けど・・なぜ浮いてしまったの?

主に棟板金が浮いている原因は、次の3つのことが考えられます。

1.止めている釘の劣化や腐食
2.下地である貫板の腐食や反り
3.棟板金自体の伸縮

1つずつ詳しく解説していきます!!

#1 止めている釘の経年劣化や腐敗

棟板金を止めている釘の経年劣化や腐敗によって、棟板金を「止める力」が弱くなって棟板金が浮いてしまうことがあります。
また、風などの衝撃で完全に釘が外れてしまうことで、釘を止めていた穴から雨水が侵入し、下地の腐敗や雨漏りに繋がることも有り得るのです。

棟板金の多くは「鉄釘」で止められているので、サビてしまうことが多いです。
屋根の点検をする際は、棟板金が浮いていないかどうかという確認の他に、釘がサビてしまっていないかを確認することも大切。
「止める力」が弱まっていないかも合わせて確認すると、より安心できるでしょう。
ですが、止めてあげる下地の貫板が腐っていたりすると、釘の原因ではありません。次を見ていきましょう!

#2 下地である貫板の腐敗や反り

棟板金を外すと「貫板」という下地材が2列になって施工されています。この貫板は棟板金を固定するための大事な役割を果たしているものです。

その棟板金を固定するのに必須な貫板が、腐っていたり反っていたりすることで、棟板金が浮いてしまうことがあります。
現在では樹脂やアルミのものが貫板として使われることが多いですが、従来では「杉の板」が使われることが多くありました。

木の板は湿気や暑さ・寒さの影響を受けるものです。
腐らないように加工された木を使っている場合もごく稀にありますが、そのような加工がされていない木を使っているところがほとんどです。

普通の木と同じものを使っているのですから、湿気があれば腐ってしまう上に、湿気や木材が大好きな害虫や細菌がどんどん増えていきます。
棟板金だけではなく屋根材や防水シートまで影響を及ぼしかねません。

「棟板金の浮き」という小さな症状だけではなく、こうした大きなトラブルに繋がる可能性があるということを頭に入れておくようにしましょう。

棟板金の熱などでの伸縮

棟板金は屋根の頂点に設置されているものです。他の屋根の部材と同様、気温や日光の影響を受け、伸縮を起こし「浮き」の原因となってしまいます。

特にトタン屋根で使われているような棟板金は伸縮を起こしやすく、浮きが発生してしまうことが多いです。棟板金が浮いてしまうことで、棟板金を固定している釘の固定力が低くなり、更に隙間が開き状態は悪化。
隙間から雨水が侵入して下地の腐敗に繋がってしまうこともあるので注意が必要です。

そんなトタン素材ですが現在の新築では使われることはなく、熱に強いガルバリウム鋼板が使われることが多くなりました。
ガルバリウム鋼板には、熱に強いアルミが多く含まれているため、耐熱性に優れています。
そのため、トタンよりは伸縮が起きる可能性が低くなりました。

しかし、近年の夏の猛暑による紫外線の強さは驚異的です。耐熱性があるガルバリウム鋼板を使用していても、伸縮を起こしてしまうことはあるでしょう。
どんな素材で施工をしたとしても、定期的な点検で浮きがないか確認することが大切です。

棟板金の浮きを放置するとどうなるのか?

棟板金の浮きは、正しく施工されていても起こりうるものなので、どこのお宅で起きても不思議ではありません。

しかし「どこでも起きるなら大丈夫でしょ!」と、長期間放置すると次のようなトラブルが発生してしまうことがあります。
1、棟板金が風で飛んで近隣様の住宅に・・・?
2、屋根から雨漏りが発生するリスクがある
3、浮きの箇所がどんどん広がる

今日明日にどうにかしなければいけないという緊急性はないものの、長期間放置するのはおすすめしません。

1つずつ詳しくみていきましょう。

#1 棟板金が風で飛んで近隣様の住宅に・・・?

棟板金が浮いている状態が続くと、台風などの強風が吹いた時に棟板金が飛ばされてしまう可能性があります。

屋根自体が住宅の中で一番風の影響を受けやすい場所である上に、棟板金は屋根部材の中でも頂上に設置されているもの。正しく施工されていても、他の部材より風による圧力が大きいです。

この「高ければ高いほど風の影響が強い」というのは、設計段階で使われるような計算式が証明してくれています。風による圧力は「風荷重の計算」で導き出すことができるものです。

難しい計算式などは省略しますが、計算に使う項目のなかに「速度圧」というものがあり、その数値は建物の高さに比例していきます。
数値が大きくなることで、その結果導き出される風の圧力の数値も大きくなるので「地面からどれほど高いか」ということが風の影響の受けやすさに繋がっているということ。

つまり皆さんに覚えていて欲しいのは「屋根のてっぺんにある部材は普通にしていても飛ばされやすい」ということです。
棟板金に浮きや不具合があれば、なおさら飛ばされやすくなってしまいます。

飛ばされた棟板金がお隣の住宅のガラスや車にぶつかって「トラブル」や「賠償金」が発生してしまわないように適切な修理を行いましょう!

#2 屋根から雨漏りが発生するリスクがある

棟板金に浮きが発生していると、隙間から屋根の内側へ雨水が侵入してしまうリスクが発生します。

屋根材の下には雨水が室内や構造部分に侵入しないように「防水シート」が貼られているので、簡単には侵入はできません。
短期間であれば、それらの防水機能が役割を果たすことで雨漏りを防ぐことができるでしょう。

しかし、防水シートが劣化していた場合は、防水の壁がない状態となります。長期間浮きを放置していると、雨風が内側に侵入して雨漏りが発生してしまう可能性があります。

更に、知らないうちに防水シートの下の野地板や断熱材や梁などの大事な木材が腐ってしまっていたなんてことも多々あります。
そうなると、屋根を剥がして新しく野地板や防水シートを貼り直して新たな屋根材を葺き直す、屋根の葺き替え工事が必要となります。費用は莫大な金額になってしまうのです。
このように、防水シートなどの防水機能を任されている部材も同じく劣化や破損が起きている可能性があるもの。
棟板金の浮きを放置したことで、それらの劣化を早めてしまわないように、なるべく早く修理をしておくように心掛けましょう!

#3 浮きの箇所が広がる

「一部の浮きだから大丈夫!」と棟板金の浮きを放置していると、そこからどんどん浮きが広がってしまう可能性があります。

これは、頭の中で想像してみればなんとなくわかりますよね。
一部が取れかかっている状態であれば、風が吹いた時や衝撃が加えられた時に釘が緩み、浮きが連鎖してしまいます。
浮きが起きている場所が多くなっていけば、風で飛ばされる可能性も雨漏りが起きてしまう可能性もどんどん高くなっていってしまうでしょう。

しかし、地上からの目視では小さい浮きや一部の浮きを見つけるのは困難です。
定期的に地元や知り合いなどの信用のできるリフォーム会社や建築会社などの点検サービスなどを利用して、異常がないか確認してもらうのがおすすめです。
写真を撮ってきてもらうことで、自分でも確認することができます。

これまでお伝えしてきたようなトラブルが発生してしまわないように、適切なメンテナンスを行ってください。

棟板金の浮きの修繕方法は”交換”!

棟板金の浮きの修繕は「新しい棟板金と下地材(貫板)への交換」を行っていきます。大まかな流れは下記の通りです。

1、棟板金を止めている釘を外す

2、下地材(貫板)に取り付けられている棟板金を外す

3、下地材(貫板)を取り外す

4、埋める必要があるビス穴があればシールで埋める

5、新しい下地材(貫板)を取り付ける

6、新しい棟板金を取り付ける

棟板金の長さや屋根の勾配によっても異なりますが、足場をかける必要がない屋根であれば、半日〜1日程度で作業が終わるような交換作業になります。

おすすめは屋根塗装や雨樋の修理・交換の工事と一緒に行うこと。

足場をかける必要がある勾配が急な屋根であればなおさら、足場の設置費用を節約できるので、雨樋交換や屋根や外壁塗装工事の際の現地調査で棟板金の異常がないか確認してもらいましょう。

飛び込み営業には注意!非常に危険!!1度冷静に考えて信頼できる業者へ依頼しましょう!

皆さんの元に突然営業マンが訪れ「屋根の棟板金が浮いていますね・・すぐに修理しないと大変なことになりますよ!」というお話をしていくことがあるでしょう。

しかし、その飛び込み営業には注意が必要です。

何も異常がないのに「板金が浮いているのですぐ飛んじゃいます」や「釘を何本か打ち直せば直りますから!」と適当に修理をしたように見せる業者も中にはたくさんいるからです。

本当に棟板金が浮いていて、止めている釘が腐っているような状態であれば、ただ釘を何本か打つだけでは対処できるものではありません。
一度棟板金を剥がし、下地である貫板の状態や浮いている場所の他の部分の状態を確認する必要があります。
浮いている場所だけをなんとかしようとする業者には注意しましょう。

また、そのような悪質な業者は「今日ご依頼いただければ、割引したお値段で承ります」と、契約を急かすような話をしてくることも・・。
話に乗って契約してしまった場合、中途半端な工事が原因で後々の修繕費用や工事の手間が増えてしまう可能性もあります。

飛び込み営業をしてくる業者はほぼほぼ素人です。人を不安にさせて屋根に登り高額請求をする業者が9割です。
特に最近職人を装いやっている会社が増えていますので注意してください。

一度冷静になって考えて、いきなり屋根に上がらせたり悪質な業者に依頼してしまわないようにしてください。

神奈川県にお住まいの方!棟板金が浮いている時は弊社にご相談ください!

今回は「棟板金が浮いていると言われた時」の対処法や棟板金が浮いてしまう原因、そもそも棟板金って何?という部分をお伝えしてきました。

棟板金の浮きはどの住宅でも起こりうるものです。
定期的に点検を行って、トラブルを回避しましょう!

この記事を読んで「そういえば、この前いきなり訪問来て棟板金が浮いていると言われたな」「少し心配」などと思った方は是非みらい住宅サポートにご相談ください!

みらい住宅サポートでは、屋根にいきなり登るのではなく、ドローン調査をして異常があれば、屋根に登らさせて頂いております。
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