2022.12.03

塗装と雨漏り修理についての考え方

 
お世話になっております。みらい住宅サポートです。

屋根外壁塗装・雨漏り修理専門店のみらい住宅サポートが『塗装だけでは雨漏りは止まりません』

と声を大にして言いたいのには理由があります。


その理由は、毎月雨漏りに関するご相談を10数件頂いていて、
現場調査としてご訪問し、自分達の目でいくつもの建物を見てきましたが、そのうちの半分くらいのお客様から、
『別の業者さんから「外壁塗装をしたら雨漏りは直る」と断言されました。』

とお聞きしたからです。屋根や破損部分などの雨漏りしている場所を塗装しただけで雨漏りが直るというのはありませんのでご理解ください。

誤解を生じたくありませんので先に申しますが、弊社が外壁塗装で雨漏り箇所を直したことも数多くありますし、現在、予約している方の中には、外壁塗装によって雨漏りを修理する場合もあります。

ただそれは、前提としまして雨漏り調査をし、その原因が外壁だったため、尚且つ補修をしてからの外壁塗装をするのであって、雨漏り調査をせずに外壁塗装を施工することはありません。

大金をかけて外壁塗装をしたにも関わらず【一番重要な雨漏りは直らなかった】というのはよくある話で、単に外壁塗装をしたから雨漏りが直る。というものではないのです。後々無駄に費用がかかってしまいます。

そもそもですが、雨漏り修理はそんな簡単なものではありません。

弊社が採用している散水調査ですが、最初の散水調査をする時点で【ここであろう】という見立てを行ないます。その通りになる事は90%程度です。

残りの10%は予想以外の侵入路になっている場合が多いです。

 
時には、サッシが原因である場合もありますし、時には屋根からの雨水侵入によって雨漏りがしている場合もあります。当然ながら屋根から雨漏りしている場合は屋根の葺き替え、あるいは屋根修理などが必要であって外壁塗装ではありません。
 

屋根の塗装においても同じことが言えます。
こちらの図面は屋根の構造を簡略した断面図になります。

屋根構造

カラーベスト(スレート屋根など)等の屋根材が一次防水、その下にある赤い線が二次防水であるアスファルトルーフィングです。仮に一次防水であるカラーベストが割れたとしても二次防水のアスファルトルーフィングによって雨漏りをさせない。それが雨仕舞いの考え方です。


逆に言いますと、屋根から雨漏りしている場合はこの二次防水が破損している場合が多く、屋根の表面をいくらいい塗料で塗ったとしてもアスファルトルーフィングに不具合が見られた場合、雨漏りは直りませんし一時的に止まったとしてもすぐに再発してしまいます。


ですので外壁塗装と同様、屋根を塗装しただけで雨漏りが直る。ということは多くの場合あり得ないのです。


ここ数年、雨漏り修理の業界において全国的な規模で新規参入する業者様が増えました。雨漏りで困ってる方を助ける、という意味においては大変喜ばしいことです。ですがその一方で知識を持たない業者様がたくさん増えたのも事実です。

知識を持っていない業者が雨漏り修理するとどうなるか?当然雨漏りは直りません。

最近では、知識の全く無い訪問販売業者、職人経験のない知識のない営業マンが現場調査をして「塗装で雨漏りは止まります!」などと言い、塗装しても結局雨漏りが止まらずに、弊社に依頼がくるなどの事も沢山あります。

雨漏りでお困りの方は、慎重な業者選びをしてください。

雨漏り修理工事 料金表

 御見積り・ご相談 無料御見積り・ご相談は無料
です。雨漏りの状況を出
来るだけ詳しくお話しくだ
さい。
目視・打診無料実際にご訪問し建物を、ドローン
目視・打診し状況の
確認を致します。
 応急処置 0円~50,000円コーキング等での応急
処置です。見当をつけて
の作業になります。
尚、保証はありません。
 散水調査 0円~150,000円2人一組となって雨漏り
侵入の疑いのある箇所
に実際に水をかけて雨
漏りを再現します。
半日~2日程度かかります。

雨漏り状況や状態 ヒアリングの重要性!

雨漏り調査の際、まず初めに最重要視しているのがヒヤリングです。

・いつから雨漏りがしたのか?
・小雨でも漏水が確認できるのか?
・どれくらいの頻度で雨漏りがしているのか?

なぜヒヤリングが重要かと申しますとその雨漏りの状況に応じて仮説を立てたいからです。

1年に1回、台風の時だけ雨漏りがする。または、1ヵ月に1回程度大雨の日に雨漏りがする。または 風向きによって雨漏りがする。等々、それをお聞きすることによって、その状況からすれば、屋根からの可能性が低い・・ベランダ周りの可能性が高い・・といった具合に頭の中で仮説をたてていきます。実際に散水調査をするとその通りになる事が多く、違う場合は一つ一つの可能性を消去法でつぶしていくことになります。

少し前の話になりますが、『天井に雨ジミがある』との事でご訪問した事があります。確かに見てみると雨の跡があります。しかし、よくよくお話しをお伺いするとそのお家を購入したのが半年前で、しかも他業者様で雨漏り修理をした後でした。つまり以前に雨漏りがしていたことは事実なのですが、現在は直っており天井のシミ跡はそのまま残っているという状況です。これではいくら散水調査をしても漏水は発見できません。

これは極端な例ですが、お客様ご自身がそこの建物に住まわれていない場合などは感覚的なお話しになってしまいますので雨漏り箇所を見つけるのが難しくなってきてしまいます。

そう言った場合は、家を購入した会社様から、修理状況などが聞ければスムーズに現場調査やお話ができるので、中古で家を買われる方や買った方は、そう言った情報を聞いておくといいと思います。
これからのメンテナンスやお家のことを知っておくと良いでしょう!!

まとめ

最後に雨漏りしてしまった際、注意しておく事をまとめさせていただきます!

・塗装だけでは雨漏りは止まらない。
・訪問販売業者は絶対に信用してはいけない。(知識の無い業者が非常に多い為)
・雨漏りをした場合、いつからか!どこから雨が垂れてきているか!頻度はどのくらいか!などをメモしておく。
・しっかりと調査をしてくれる業者選びをする。
・中古で家を買った場合or買う場合は修繕履歴などを確認しておく。

お家のことでお困りごとや気になることがありましたら、屋根外壁塗装・雨漏り修理専門店のみらい住宅サポートまで、
お気軽にご相談ください。現場調査・ご相談・お見積りはもちろん無料ですのでご安心してお問い合わせください。