2021.09.14

屋根ルーフィングシート(防水シート)の重要性

こんにちは、株式会社SiMの水原です。
今日はルーフィングシート(防水シート)の重要性を少しお伝えしたいと思います。

屋根ルーフィングシート(防水シート)の役割と種類

近年では、ゲリラ豪雨や台風といった雨の被害が増えています。そんな雨から大切なご自宅を守ってくれるのが「屋根」ですが、その構造は意外と知られていません。
瓦やスレートの下にはルーフィングシート(防水シート)が敷いてあり、このルーフィングシートの質がお家の耐用年数やメンテナンス費用に直結してきます。

ルーフィングシートの役割
屋根材は、一次防水
・ルーフィングシートは、二次防水

という2段構えで雨水の侵入、雨漏りを防ぐ仕組みになっています。
まず屋根材で雨などの直撃を受け止めて流し、隙間から侵入してきた水分をルーフィングシートがブロックするというイメージです。

ルーフィングシートは(最終防衛ライン)
一番外の屋根材、つまり瓦などの隙間から染みこんできた水分はルーフィングシートがなければ直接野地板に染みこんでしまいます。
野地板には防水機能が無いので水が染みこめば雨漏りなどの原因となり、いずれ腐ってしまう可能性があります。
しかし、ルーフィングシートがあっても傷んで穴があいていたりするとそこから水分が入ってしまうので雨漏りなどの原因となります。
つまり、ルーフィングシートこそ雨などの水分からお家を守る、「最終防衛ライン」といえるわけです。
そのため様々な種類の防水シートのメリット・デメリットを知り、最適な防水シートを選ぶことが重要になってきます。

ルーフィングシートのメリット、デメリット

アスファルトルーフィング
ルーフィングシートといえば「アスファルトルーフィング」といわれるほど、定番のルーフィングシートです。
「板紙」と呼ばれる厚手のボール紙にアスファルトを染みこませたものを基盤に、さらにアスファルトの層を重ねて作られます。(耐久年数約10年)

メリット
・値段が安い
・止水性に優れている
デメリット
・耐久性が低い

改質アスファルトルーフィング
耐久性が低いというアスファルトルーフィングの欠点を改善したものが「改質アスファルトルーフィング」です。
基本的な構造は同じなのですが、板紙に重ねるアスファルトに「ポリマー」などを加えて耐久性を高めてあります。
(耐久年数約30年)

メリット
・止水性に優れている
・耐久性が高い
デメリット
・アスファルトルーフィングよりも高価

など、他にも4種類ほど種類があります。
ルーフィングシートは通常、お客様が選ぶことのない建材ですが種類を知ることで、よりお住まいにあった選択が可能です。
SiMでは、お客様のお家に合わせて、より良い施工を提案させてもらっているので安心してください。

もうすぐ台風シーズンに入ります。
ドローンでの調査も行っていますので、安心、安全、お時間かかりません。

少しでもお家の事などで気になる事がありましたらお気軽にご相談ください。