2023.05.06

水回りリフォームの費用を抑えるポイント

水回りは使用頻度が高いことから、家を建ててから年数が経つとリフォームする必要があります。毎日使うことで汚れたり劣化したりしてしまいますが、毎日使うからこそ清潔に保ちたいところだと思います。家での生活をより快適にするためにも、リフォーム時期がきたら水回りを見直してみると良いです。とはいえ費用が気になるという人は多いと思います。そこで水回りリフォームの費用を抑えるためにはどういったことに注意すれば良いのかを今回ご紹介します。

水回りリフォームとは

そもそも水回りのリフォームとはどのようなことを行うのか。キッチン、お風呂、洗面所、トイレの特徴や種類と合わせてリフォームについての知識も一緒にご紹介します。

・キッチン

キッチンは毎日ご飯を作るために使う場所なので、清潔に保ちたいのはもちろん、使い勝手の良い空間であってほしいと思います。キッチンには向きや形にいくつかの種類があり、人それぞれ使いやすいと感じるキッチンは違うと思います。向きとしては壁付けと対面式の2種類、形はI型やL形、アイランドキッチンなど数種類に分けられています。

壁付けのキッチンは背面の空間を利用しやすく、対面式のキッチンは家族との距離を近くに感じられることがメリットなります。
一般的な形であるI形は横移動のみで済む一方、移動距離が長くなると使いにくく感じられることもあります。L型は動線が良いため効率的に調理をすることができますが、コーナー部分をうまく活用できるかどうかで使い勝手も異なってきます。

リフォームを検討していると、今とは違う向きや形にしたいと思う人も多いかもしれません。向きや形を変える場合は、これまで設備で隠れていた床や壁が露出してしまうため、設備の交換だけではなく床や壁の補修も行わなければならないことを頭に入れておく必要があります。

・お風呂

お風呂は、パーツを使って一から作り上げる在来工法と、工場で生産されたものを現場で組み立てるユニットバスのどちらかで作られています。現在はユニットバスが主流ですが、パーツを一つ一つ選びたいというこだわりがある場合は在来工法でリフォームを行うこともあります。在来工法はこだわりを詰め込める分、費用や工期がかかります。ユニットバスは規格が決まっているため在来工法ほど自由度は高くありませんが、予算に合わせてグレードを選べます。

ユニットバスへのリフォームをしたいとき、家の浴室のサイズがユニットバスの規格に合うかどうかを確認しなければなりません。ユニットバスからユニットバスにリフォームする場合は、同じ規格のものから選べます。このようにお風呂のリフォームではサイズが重要なポイントとなることを知っておきましょう。

・洗面所

洗面所のリフォームでは洗面台の交換が行われることがほとんどですが、同時に内装工事も行う場合や収納スぺースを増やすために洗面所内の配置換えを行う場合もあります。洗面台と呼ばれている設備は、手や顔を洗うための「洗面台」と、化粧などの身支度を行うための「洗面化粧台」に分けられます。

リフォームを行う場合は、今の洗面台の幅や高さを測った上で、サイズが合う洗面台か洗面化粧台を選ぶことになります。家族の人数が多いと朝の身支度でバタついてしまうことも考えられるため、家族構成やライフスタイルに合わせて選ぶことがとても重要です。

・トイレ

トイレにも和式と洋式の違いだけではなく、洋式の中にも種類があります。タンクと便座が一緒になっているタンク一体型、タンクと便座が分かれているセパレート型、タンクがないタンクレス型の3つなります。

タンク一体型はタンクと便座の隙間に汚れが溜まることがないのがメリットですが、どちらかが壊れてしまった場合は両方とも修理に出すか交換するしか方法がない点がデメリットです。セパレート型はメリットとデメリットが逆になります。タンクレストイレは見た目のスタイリッシュさから人気がありますが、お手入れしやすいような形状にできている点も魅力になります。トイレをリフォームする際は、どのタイプが合っているかを考えた上で選ぶと良いです。

費用を抑えるには

水回りのリフォームと聞くと費用がかかるイメージがある人も多いかもしれません。費用がかかることを考えると、リフォームはつい後回しにしてしまいがちですが、水回りが劣化したまま放置していると家自体の劣化につながる可能性もあります。設備の寿命や劣化の症状を見極めつつ、定期的に業者に点検するようにしましょう。水回りのリフォームで費用を抑えるためのポイントをご紹介します。

・相場を把握する

水回りのリフォームを依頼する前にやっておきたいことは「相場を把握する」ことです。キッチンとお風呂、洗面所、トイレそれぞれの相場を把握しておくことで、予算とのバランスを見ながらグレードを決めることができます。また悪徳業者に引っかからないためにも知識を身に付けておくことはとても重要なことです。

・設備のグレードを下げる

水回りの設備にはそれぞれのメーカーからさまざまなシリーズが出ており、更にグレードも分けられています。リフォームをすると決めると、理想的な水回りにしたいという思いからグレードが高いものを選びがちです。予算と一致するのであればグレードが高いものを選んでも問題ないのですが、費用を抑えたい場合は設備のグレードを下げることも検討してみてください。標準グレードであっても新しい設備にするだけで機能性が高く、使い勝手が良いと感じられるはずです。

・既存と同じタイプを選ぶ

キッチンの場合は向きや形、お風呂の場合は工法、洗面台はサイズ、さまざまな設備が存在します。せっかくリフォームするのであれば気分を変えたいという気持ちもあるかもしれませんが、違うタイプの設備を選ぶことで費用が高くなることもあります。
設備交換だけではなく内装工事も付帯したり、複雑な工事になるからです。違うタイプにすることで費用が高くなるのであれば、同じタイプのものから選ぶことをおすすめします。

・部分リフォームも検討

リフォームと聞くと大掛かりな工事を想像してしまうと思いますが、部分的な補修もリフォームの一つになります。設備を丸ごと交換すると費用が高くなってしまうのが気になるのであれば、修理が必要な部分のみをリフォームすることも良いと思います。
専門業者に相談してみると「部分的なリフォームで十分でしょう」「この劣化度合いだと設備を交換した方が良いかもしれない」
など、専門的なアドバイスをもらうのも大切です。

・水回りリフォームをまとめてやる

家をリフォームする際には、まとめて工事をした方がお得になる場合があります。家の中や玄関を養生するといった準備が一度で済むことや、似たような工事内容をまとめて行うことから手間や費用を節約できるからです。業者によっては水回りのリフォームをパックで行っていることもあるため、費用を抑えたい場合はチェックしてみてください。また水回りリフォームをパックで販売している場合、見積書の他の項目で費用をかさましするような悪徳業者も存在します。見積もりを出してもらう際には、項目を細かくチェックすることが大切です。

・補助金制度を確認する

リフォームをする際に「国や自治体からの補助金を受けられたらいいな」と考えている人は多いと思いますが、条件を満たせば実際に補助金を受けられる可能性もあります。リフォームに際して補助金を受けるためには「介護・バリアフリー」のため、「エコ・省エネ」のため、「耐震性」を上げるためのリフォームである必要があります。着工前に申請しなくてはならないことや、工事完了日にも条件があること、予定よりも締め切りが早くなってしまう可能性があることを頭に入れておく必要があります。リフォームを検討していて補助金を受けたい場合は、できるだけ早く行動に移すことが大切になります。

まとめ

キッチンやお風呂、洗面所、トイレなど、毎日家族が何度も使用する水回りだと思います。毎日使うからこそ清潔に保ちたいと思いますが、汚れが溜まりやすかったり劣化しやすかったりするのも事実です。それぞれの設備で耐用年数も決まっているため、目安となる時期が近付くとリフォームを検討する人も多いと思います。費用がかかることからつい後回しにしてしまいがちなリフォームですが、費用を抑えるためのポイントをチェックしておくと少しでも費用をおさえてリフォームすることが可能になります。

みらい住宅サポートでは、お客様に後悔のないリフォームをご提案し、無駄にならない施工を常に考えながら取り組んでいます。
少しでも気になることや不安なことなどありましたらお気軽にご相談ください。