2021.02.23

藤沢市にて防水性が低下しているスレート屋根の調査

藤沢市にて行ったスレート屋根の調査の様子をご紹介します。
「屋根の塗装が剥がれてきたので屋根塗装工事をした方が良いか点検してほしい。」と、お問い合わせをいただきました。

雨が小雨になってから屋根に上ったのですが、大分濡れています。
濡れているといっても表面が濡れているのではなく、雨水を吸い込んでしまいスレート自体が濡れています。
新しいスレートの状態であれば雨が降っても雨水は表面を流れますが、経年劣化によって撥水性は無くなるとこちらの屋根の様に雨水を吸いこんでしまうようになります。
スレートがこの様な状態になると、塗れて乾いてを繰り返しボロボロのなってしまいますので、早めに表面の撥水性を戻すためにも屋根の塗装工事が必要です。

スレート屋根は必ず雨水が裏に回る造りになっています。
その為にスレートの下には防水紙(ルーフィング)は葺いてあります。
ヒビ割れが起きていても防水紙に問題が無ければ直ぐに雨漏りする訳ではありませんが、ヒビ割れから雨水を吸いこむとスレート自体の劣化が早まって、ボロボロで使えなくなってしまいます。

棟板金は所々、釘の浮きが見られました。
建物が受ける振動などによって経年でこのように釘が浮いてきてしまいます。
固定するために用いられている釘ですから徐々に浮いてしまう事で固定力が弱まってしまいます。
強風によるめくれや剥がれというリスクを生んでしまう事はもちろん。
浮いた釘穴から雨水の浸入も考えられるため雨漏りのリスクも高めてしまう事になります。
こういった小さな不具合も屋根に上って点検するからこそわかるんです。
こうしたリスクを未然に防ぐことも点検の大切な役割だと思っております。
お住まいの外壁や屋根が心配という方は、お気軽にご相談ください!ドローン調査も行っております!