瓦屋根の危険性
お世話になっております。SiMの髙橋です。
今回瓦屋根についてお話しさせて頂きます。
瓦屋根が台風で被害を受けたとはいえど、漆喰の剥がれ、少しのヒビであったり、瓦が1枚だけ剥がれてしまったりといった被害は、一見軽度に見えるかもしれません。しかし、たいしたことがないように見える被害でも、放置しておくと後々大変なことになる恐れがあります。
二次災害に繋がり被害がさらに拡大する危険性もあるのです。
屋根の被害の中でも雨漏りは、もっとも警戒すべき被害といえるでしょう。瓦のヒビやはがれによって生まれた隙間からは、雨水がどんどん入り込んでいきます。更に、隙間から害虫獣が入り込み住み着く事も多々あります。
浸水した水は瓦の下地になっている野地板や垂木といった木材を腐食させ、やがて屋根全体の強度を弱めていき、腐食して強度が下がった屋根はやがて自らの重みに耐えられなくなり、崩壊して大きな被害を及ぼします。
崩壊までつながるケースはあまりありませんが、少しのヒビからでも腐食が始まっていくのは事実です。そのため、瓦の異常に気付いたら、すぐに修理をおこなうべきなのです。
古い瓦は台風で飛ばされてしまうこともあります。また、瓦自体が劣化することによる被害も無視できません。
瓦は非常に長くもつといわれる素材ですが、それでも30年~40年ほどで劣化して割れやすくなってしまいます。また、セメント瓦の場合は10年~15年ごとに瓦を保護している塗装を塗りなおさなければ、早い段階でひび割れが発生してしまうこともあります。
劣化によってひび割れしやすい状態になっていれば、台風の際も大きな被害を受ける危険性が高くなります。もし被害を受けた屋根に古い瓦が乗せられているのであれば、思い切って既存の瓦を撤去して、別の屋根材を葺き替えるのもよいかもしれません。
SiMでは依頼を受けてから被害が拡大しないように、まずブルーシートなどで中に水が入らないように応急処置をさせて頂きます。
そこから打ち合わせをして屋根などの状態にあった施工を提案させて頂いております。
ご加入の火災保険を上手く活用して直せる場合もありますのでご相談ください。
お家でお困りごと気になることなどありましたら「SiM」までご連絡ください。