川崎市にて現地調査を行いました
いつも大変お世話になっております。SiMの石渡です。先日、ソーラー温水器の撤去依頼があったため現地調査を行いました。
上記の写真はソーラー温水器になります。
太陽光の熱エネルギーを利用して、タンクに貯めた水をお湯へと変えるのが太陽熱温水器です。
太陽光発電に近い仕組みとなっていますが、太陽光発電は電気全般を発電します。対して、太陽熱温水器はお湯のみを沸かします。
それでは、太陽光発電の下位互換ではと連想しがちですが、太陽熱温水器は太陽光発電の半額以下で導入可能。加えて給湯は家庭で消費するエネルギーの1/3をしめているため、その分の光熱費が浮くのは大きな節約に繋がります。
実例をあげると、ある太陽熱温水器メーカーによれば、太陽熱温水器を導入することで、月々のガス代を従来の10%~50%程度にまで削減できています。
太陽熱温水器のお湯を給湯だけに使ってもこの節約額です。入浴時の給湯量をゼロに近づけるというのは、ガス代の大幅削減に繋がることがわかります。
床暖房に太陽熱温水器を活用することもできますので、ガス暖房を使っている家庭では、さらにガスの使用を抑えられます。
ですが、温水器自体の重さは100㎏~200㎏、ものによっては300㎏を超える温水器もあります。
それだけ重いものが屋根の上に乗っているということは365日24時間、屋根に負担が掛かっているという状態になっています。
SiMでは使ってる場合はこまめな点検、使われてない場合は撤去をお勧めしています。
今回は使われていないということだったので撤去の予定を決めました。
屋根の状態が . . .
今回はソーラー温水器の撤去で屋根の上を登りましたがすぐに異変に気付きました。
写真を見てわかるように瓦の浮き、剥がれ、ずれがかなり目立ちました。
ほぼ全ての釘が抜けていて、鬼瓦のワイヤーも緩んでいたり、切れていたりしていました。
このまま放置し続けてしまうと、落下したり飛んでったりしてしまい、通行人や他のお家に当たったりしてしまう恐れや、雨漏りなどの原因になってしまうので、しっかりと養生をし固定させて頂きました。
SiMから皆様へ
今回はソーラー温水器の現地調査で屋根の状態がわかりましたが、こういった状態を知らずにそのまま放置し続けてしまうと強風などにより瓦が飛んでいってしまったり、温水器が落下事故にも繋がる危険性があります。なので屋根外壁、温水器などのこまめな定期点検をしっかりとしましょう!