2021.10.29

スレート屋根にひび割れが!放置するリスク、補修法

いつもお世話になっております。SiMの石渡です。今回はスレート屋根についてお伝えしたいと思います。

スレート屋根

スレート屋根は、セメントや繊維などを主原料とし、プレス成型後に塗料で着色した屋根材です。日本瓦に比べて、安価・軽量・施工しやすいことから、日本で広く普及しています。

スレート屋根はひび割れることがあります。

スレート屋根がひび割れている場合には、早めに補修を検討することをオススメします。仮に補修せずに放置すれば、雨漏りが発生してしまうことも。

そうは言っても、
「業者の言う通り、本当に、我が家のスレート屋根はひび割れているのだろうか?」
「補修が必要なほど、我が家のスレート屋根のひび割れは深刻な状態なのか?」
といった疑問を抱いている人も少なくないでしょう。

スレート屋根のひび割れ

ひび割れは、業界用語で「クラック」とも言います。また、幅0.3mm以下くらいの細いひび割れを「ヘアークラック」として、通常のひび割れ(クラック)と区別することもあります。

※「業者にスレート屋根のひび割れを指摘されたが、本当だろうか?」「スレート屋根のひび割れを、自身の目でも確認したい」といった場合には、専門業者にひび割れ箇所の写真を撮ってもらう or 動画におさめてもらうと良いでしょう。自身で屋根上にのぼってひび割れの確認をするのは非常に危険なため、絶対にやめてください

SiMではドローンを使うことによって、足場や梯子をかけずにスムーズかつ、短時間、安全に撮影することが出来ます。

スレート屋根がひび割れる原因は?

スレート屋根がひび割れる主な原因は、下記の通りです。

◎経年劣化
スレート屋根は時間の経過とともに、劣化が進行していきます。ある程度、劣化が進行すると、様々な劣化症状がみられるようになります。その劣化症状の一つが「ひび割れ」です。
※スレート屋根には、ひび割れ以外にも、「色あせ」「カビ・藻の発生」「塗膜の膨れ/はがれ」「スレート屋根の割れ(欠損)」などの経年劣化の症状が生じることもあります。

◎飛来物
台風時や強風時などに飛んできたモノがスレート屋根にぶつかって、ひび割れが生じることがあります。

◎屋根上の工事(アンテナや太陽光パネルの設置など)
アンテナや太陽光パネルの設置などの、スレート屋根の上での工事内容が原因でひび割れが生じることがあります。また、スレート屋根の上に設置したアンテナや太陽光パネルなどの重さによって、少しずつひび割れが生じることも。

◎踏(ふ)み割れ
(スレート屋根の上での作業中などに)スレート屋根を踏むことで、ひび割れが生じることがあります。特に、経年劣化によって脆(もろ)くなったスレート屋根は踏み割れが生じやすいです。また、比較的新しいスレート屋根でも、スレート屋根を施工した時の釘の打ち方/野地板の張り方などによっては、踏み割れが生じやすくなっていることがあります。

スレート屋根のひび割れは補修すべき?いつ補修するのがベスト?

スレート屋根に生じたひび割れは、補修をする必要があります。
仮に補修をせずに、ひび割れを放置すれば、スレート屋根材が早々にダメになる/雨漏りが発生するなどのリスクが生じます

より詳しく解説をすると…
スレート屋根がひび割れると、ひび割れ箇所から雨水が浸入するようになります。浸入した雨水は、少しずつスレート屋根材に浸み込むように。雨水が浸み込んだスレート屋根材は、腐食が進むなどして、早々にダメになる可能性があります。
さらに、ひび割れ箇所から浸入した雨水が、スレート屋根材の下にまで浸入するようになれば、雨漏りが発生するリスクも。スレート屋根材の下にはルーフィング(防水シート)があるため、スレート屋根材にひび割れが生じたからといってすぐに雨漏りが発生するわけではありませんが、ひび割れを放置すれば、ひび割れ箇所から雨水が浸入し続けるため、いずれは雨漏りが発生する可能性は十分にあります。

スレート屋根の“ひび割れ補修のタイミング”は専門業者に相談を

先ほどお伝えした通り、スレート屋根に生じたひび割れは補修をする必要がありますが、
「補修が必要なほど、我が家のスレート屋根のひび割れは深刻な状態なのか?」
「まだ軽微なひび割れなので、しばらくは様子見でも問題ないのでは?」
といった疑問を持っている人は少なくないでしょう。

基本的には、ひび割れに気づいたタイミングで早めに補修を検討するのがオススメです。お伝えした通り、ひび割れを放置すれば様々なリスクが生じることは間違いありません。

ただし、ひび割れの進行具合によっては、しばらくは様子見でも問題のないケースもあります (※例|幅0.3mm以下くらいのひび割れなど)。
また、数年後に屋根塗装を予定している場合には、それまで様子見とする or 屋根塗装の時期を早めるという判断も考えられます。

とはいえ、このあたりのことを自身で見極めるのは難しいため、専門業者に相談をしたうえで判断をするのが賢明です。専門業者に相談をすれば、補修工事内容や補修にかかる費用の見積りも提示してもらえるため、より現実的に補修のタイミングを検討できるはずです。

SiMでは「屋根の無料診断」を実施しています!

株式会社SiMの「屋根の無料診断」のサービス内容]
・屋根の状態・劣化症状(ひび割れなどの有無)などの診断
補修の必要有無の提示
・(補修が必要な場合)ベストな補修時期の提案
・(補修が必要な場合)補修工事内容の提案
・(補修が必要な場合)補修費用の見積りの提示 など

基本的に、SiMの屋根の診断調査は無料です。そして、診断を受けたからといって必ずしも補修等をしなければならないということもありません。

そのため、「スレート屋根にひび割れがあるような気がするので、確認してもらいたい」といった場合や、「いますぐ補修が必要なのか、しばらくは様子見でも問題ないのか、専門業者の意見が聞きたい」といった場合には、ぜひお気軽にご相談ください。また、訪問業者などにひび割れを指摘されたものの、「我が家のスレート屋根には、本当にひび割れが?」といった疑問がある場合にも、ぜひSiMの無料診断調査をご活用ください。

スレート屋根のひび割れ補修方法

ひび割れ補修にはいくつかの方法がありますが、「どの方法で補修をするのが良いか」は、ひび割れの進行具合、ひび割れ以外の劣化症状、予算、消費者(施主)の希望等を踏まえて専門業者が提案をしてくれます。そのため、基本的には専門業者にお任せしておけば、問題はありません。

とはいえ、「本当に専門業者の提案で問題ないのか…」と不安に思う人もいるかもしれません。

一般的な「スレート屋根のひび割れ補修方法」をご紹介します。専門業者から提案された補修内容を検討するときなどに、参考情報としてご活用ください。

部分補修

部分補修とは、接着剤・コーキング材などでスレート屋根のひび割れ箇所をふさぐ補修方法です。

・ひび割れが軽微な場合
・ひび割れ箇所が部分的な場合
などは、部分補修でひび割れを補修することが多いです。

塗装(塗り替え)

塗装(塗り替え)もスレート屋根のひび割れ補修方法の一つです。
ひび割れの進行具合等によっては、まずは部分補修をして、その上から塗装による補修をすることもあります。
・多数のひび割れがある場合
・経年劣化が原因でひび割れが生じている場合
などは、「塗装」もしくは「部分補修+塗装」で補修をすることが多いです。
塗装をすると、ひび割れ補修ができるほか、「色あせ」「塗膜の膨れ/はがれ」などの劣化症状の補修もできます。また、塗装をすると、屋根の見た目をキレイに一新できるというメリットも。

カバー工法(重ね葺き)/葺き替え

部分補修や塗装で補修しきれない場合には、カバー工法(重ね葺き)や葺き替えで補修をします。

ひび割れが大きく進行していて、ルーフィング(防水シート)や野地板まで傷んでいる場合などは、葺き替えで補修をすることになります。

カバー工法(重ね葺き)既存のスレート屋根材はそのまま残し、上から新しい屋根材をかぶせる工法。
葺き替え古いスレート屋根材をすべて撤去し、必要に応じてルーフィング(防水シート)や野地板を補修したうえで、新しい屋根材を施工する工法。
※2006年以前に製造されたスレート屋根には、アスベストが含まれている場合があります。アスベストを含む屋根の葺き替えをすると、廃材処理等に高額な費用がかかることもあります。

最後にSiMから

スレート屋根は、ひび割れることがあります。

ひび割れは早めに補修をするのがオススメです。
仮にひび割れを放置すれば、スレート屋根材が早々にダメになる/雨漏りが発生するなどのリスクが生じます。

ひび割れ補修のタイミングについては、専門業者に相談をするのが賢明です。基本的には、早々に補修をするのがオススメですが、場合によっては、しばらくは様子見でも問題のないケースもあります。

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