雨漏りを放置しているとどうなる?
こんにちわ。いつもお世話になっております。
みらい住宅サポートの水原です。
今回は、雨漏りについて少し載せようとおもいます。良かったら見てください。
1.雨漏りを放置するリスク
雨漏りを放置すると家だけでなく、人体にも影響があることをご存知でしょうか。
雨漏りを甘く見ていると、思わぬ形で被害を受けてしまうかもしれません。
まずは雨漏りを放置していると発生する4つのリスクについて解説します。
①家が劣化して強度が落ちる
雨漏りの放置は家の劣化に直結します。
雨水に浸食された箇所は常に湿気が多くジメジメしている状態です。
とくに湿度85%以上・木材の含水率25%以上などの条件がそろうと、木の強度を下げる性質を持つ「木材腐朽菌」が繁殖し、家の木材を腐敗していきます。
そして、鉄筋コンクリート造りなら安心というわけでもありません。
壁などのコンクリートのヒビから雨水が侵入すると、鉄筋に錆びが発生します。結果的に鉄筋が膨張して強度が保てなくなり、鉄筋の脱落につながりかねません。
この状態を放置すると、最悪の場合、家が傾く、家が倒壊するなどの事態を招きます。
②害虫が発生する
雨漏りによる湿気は、さまざまな害虫を引き寄せる原因にもなります。家だけでなく人体にも被害を及ぼす可能性があるため注意しましょう。
代表的な害虫は、濡れた木材を好んで食べるシロアリです。地中から家に侵入すると、柱や土台などの木材を食べてどんどん繁殖し、最終的には家を空洞化してしまいます。
シロアリが繁殖すると、家の強度や耐震性が著しく下がります。
それ以外だと、カビを餌にするダニです。雨漏りによる湿気はカビが発生する原因のひとつです。カビからダニが繁殖して布団や畳に住みつくと、虫刺されやアレルギーなどの被害に発展することもあります。
③カビにより健康被害が生じる
雨漏りによる湿気でカビが発生し繁殖すると、アレルギー性鼻炎やアトピーなどのアレルギー症状を引き起こすことがあります。
また、アレルギーが原因で発症する夏型過敏症性肺炎に進行することもあるのです。
そのほか、カビによる健康被害には、皮膚の感染症である水虫もあげられます。水虫の原因であるカビの一種、白癬菌(はくせんきん)は高温多湿を好むという特徴があります。
④火災発生のリスク
水と電気が接触すると発生する可能性があるのが「漏電」です。漏電のリスクには「家電が壊れる」、「感電する」などがあげられますが、もっとも重大な被害が火災の発生です。
コンセントボックスや分電盤、配線などが濡れて漏電すると、その部分に電流が多く流れ発熱します。このとき、近くにホコリなどの燃えやすいものがあると出火します。
「漏電ブレーカーが頻繁に落ちる」「雨が降ると停電する」「雨が降ると家電の調子が悪くなる」といった場合、雨漏りによる漏電を疑ってください。
2.自分でできる雨漏りの応急処置
突然の雨漏りでも、自分でできる正しい応急処置を知っておけば被害の拡大を最小限に済ませられます。
ここでは、突然の雨漏りに遭遇した際の応急処置法を4つ紹介します。
ただし、素人には根本的な雨漏り修理は難しいです。あくまでも一時しのぎなので、すみやかに業者に依頼することをおすすめします。
①バケツを置く
天井から雨漏りしている場合、水滴が落ちてくる場所にバケツや洗面器を置いて雨水をキャッチする方法が有効です。
ピンポイントで雨水をキャッチするので床や家電を濡らすこともなく、不要な掃除や、家電の故障などの二次被
害も避けられます。
水はねを防ぐために、ビニールシートなど濡れてもいいものを設置して、その中心にバケツを置くよう
にしましょう。
バケツの中に雑巾やタオルなどを入れれば、水滴が落ちる音も気にならないでしょう。
②ブルーシートをかける
屋根の上に直接ブルーシートをかける方法もあります。天井からの雨漏りに有効です。
ブルーシートにはいくつかの種類(#1000:1000g、#2000:2000g、#3000:3000g、#4000:4000gなど)があり、同じサイズでも厚さ(重さ)が異なります。
当然、厚み(重さ)がある方が耐久性が高いです。屋根は地上よりも風や紫外線の影響が大きいため、たとえ応急処置でも#3000くらいの性能があるといいでしょう。
ただし暴風雨の中。屋根の上に登ってブルーシートを設置するのは転落事故などの怖れがあり非常に危険なため、修理業者に依頼するのが基本です。
「どうしても修理業者が来るのを待てない」という場合は、必ず2人以上で天気が回復した日に作業してください。
防水テープを貼る
雨漏りの原因箇所が明らかになっている場合は、防水テープで雨の浸入口をピンポイントでふさぐ方法もあります。
防水テープとは防水加工が施されたテープで、ガムテープのような見た目が特徴です。
軽量で扱い方もシンプルなので、雨漏りの原因箇所によっては女性ひとりでも雨漏りへの対応が可能です。
雨漏りの応急処置のほか、サッシ部分の防水加工などにも使用できます。
コーキングをする
雨漏りの原因箇所が外壁やバルコニー、サッシの場合は、コーキング補修も効果的です。雨漏りしている隙間をコーキング剤で埋めて応急処置とします。
シンプルな修理方法ではあるものの、器材の用意が必要なうえ、工程も多く手間がかかります。
また、きれいにコーキング剤を塗るのは素人には難しく、雨漏りが解決しなかったり、再発したりするリスクもあるでしょう。
その後、業者に修理を依頼しても、下手にコーキング補修したことで業者が雨漏りの原因を特定できなくなる可能性もあります。
手軽なDIYとしても人気のコーキングではあるものの、リスクを理解した上で行わなければなりません。
3.雨漏りは放置せず業者に依頼しよう
雨漏りに気付いたら1日でも早くプロに修理依頼をするのがおすすめです。雨漏りの抜本的な修理は、基本的にプロにしかできません。
修理を怠って放置すれば被害も大きくなりますし、修理代金も跳ね上がるので、早めの依頼が結果的に節約につながります。
ここでは、雨漏り業者に依頼する際のポイントを紹介します。
4.早期発見・早期メンテナンス・
雨漏り修理を依頼する理想のタイミングは雨漏りの発生前です。定期的に自宅を点検してもらうことで、
将来的な雨漏りの発生の可能性を下げることができます。
結果として、定期的なメンテナンスのほうが安上がりになる可能性が高いでしょう。
雨漏り発生後に依頼する場合も、早めの相談が肝心です。被害状況が拡大するまでに修理ができれば、工事内容も最小限に抑えられます。
雨漏りを放置し、シロアリが発生していたり、家が腐っていたりすると付随する工事が発生し、金銭面での負担が大きくなってしまいます。
なるべく、予防できるようにメンテナンスをするとともに、雨漏りが発生した場合は早急に修理するようにしましょう。
みらい住宅サポートでは、リフォーム全般やっていますので、お家の事で気になる事や不安な事
ありましたらお気軽にご相談ください。