熱膨れとは!?発生の原因や防止する方法について
お世話になっております。みらい住宅サポートです。
今回は、外壁の熱膨れについてお話しさせて頂きます。
屋根や外壁が熱で膨れている!?
「このまま放置しておいて問題ないの?」、「何故、このようなことがおきるの?」、「防止する方法はあるの?」なんて疑問をお持ちの方に向けて、本ページでは、「熱膨れ」が発生するメカニズムや予防するための方法、注意点についてご紹介しています。
現在、同じような症状が出ている方は是非最後までご覧ください。
本記事で分かることは!!
・熱膨れは、内部の水分が蒸発したもの
・サイディングを採用している外壁に弾性塗料を使用するとなりやすい傾向
・色の選択でも変わる可能性もある
熱膨れとは?
![](https://sim-group.jp/wp-content/uploads/2023/02/ダウンロード.jpeg)
あなたは「熱膨れ」という言葉を聞いたことはありますか?
外壁塗装、屋根塗装を経験された方の中でも全くご存知でない場合もあるでしょう。
では、具体的にどのような状態なのでしょうか?
「膨れ・・・・?」
「と言うことは、外壁とかが膨れている状態のこと?」
上記のように考えた方はかなり鋭いです。
実際にその通りで、熱が原因で外壁や屋根の塗膜が膨れている状態を指します。
熱膨れの発生の原因は?
熱膨れが起きる原因として、
仕上げ塗材や外壁素材の中に蓄えられていた水分が温度上昇によって、
気化して水蒸気になることで、塗膜を押し上げて発生します。
外壁材「サイディングボード」は熱膨れが起きやすい?
「熱膨れ」は、なる時にはどのような外壁材であってもなる可能性はありますが、
その中でも特に、「サイディングボード」と呼ばれる外壁材の場合には、発生する可能性が高いと言えます。
と言うのも、「サイディングボード」は、蓄熱性が高いため、熱を持ちやすい性質があります。
特に夏場は、外壁面が非常に熱くなります。
このような性質が原因であるほか、弾性塗料を使った塗装を実施している場合には、
高確率で「熱膨れ」が発生します。
熱膨れ対策について
「あれ私のお家も、もしかしたら熱膨れかもしれない」
「外壁面が熱膨れかもしれない」
上記のように心配になってくる方もいらっしゃるでしょう。
しかしながら、大切なのはこのような事態に陥らないことです。
では、どのような事に注意すれば発生しないで済むのでしょうか?
遮熱性の高い塗料を使用する
熱膨れを起こさないための方法として、
遮熱効果のある塗料を選択し、塗装をすることが挙げられます。
特に、「サイディングボード」(窯業系サイディングボード)を採用している場合には効果が高いでしょう。
また、上記のように窯業系サイディングを外壁材に採用している場合には、
弾性塗料を使用すると、高確率で「熱膨れ」が起きます。
したがって、まずは、使用する塗料の種類を見直してみると言うのも最善の方法と言えます。
色の薄い種類を選ぶ
夏に黒いTシャツを着ていると、白いTシャツ以上に熱くありませんか?
上記によって、色の種類によっても若干ですが蓄熱に違いがあります。
実はこれは外壁や屋根も同じなんです。
したがって、濃い色の塗料を使用して塗装するよりも、薄い色で行う方が、
蓄熱量が減りますので、熱膨れを防止する事に繋がります。
ただし、色の種類だけでは「熱膨れ」の根本的な対策にはなりません。
必ず使用する塗料の種類と合わせて対策として頭に入れておいてください。
外壁・屋根の膨れの原因一覧
![](https://sim-group.jp/wp-content/uploads/2023/02/LINE_ALBUM_220224_134-1074x1074.jpg)
「熱膨れ」についてご紹介してきましたが、
外壁や屋根の一部が膨れる原因は実は他にもあります。
ここでは簡易的にどのような要因が関係しているのかをご紹介していきます。
ひび割れから水分が侵入する
外壁や屋根が劣化して、ひび割れなどが起きていると、
このわずかな隙間から雨などが侵入して、外壁材と塗膜の間に水分が溜まります。
その結果、温度上昇などによって、水分が気化して膨れの原因となります。
乾燥時間をしっかり設けていない。
外壁塗装・屋根塗装では、3回塗りが基本です。
下塗り→中塗り→上塗りの順に行います。
この時、各工程で乾燥時間を設けています。
しかしながら、
この乾燥時間を短くしたり、取らなかったりすると、
まだ乾きっていないまま、上から塗ってしまうので水分などが残っていたり、空気が入り込んでしまって、
結果的に膨れの原因となってしまうことがあります。
下地調整などの工程をしっかり行なっていない。
塗装工程をする前に、
高圧洗浄をしたり、下地調整と言って、古い塗膜を削ったり、
ひび割れなどの補修などを行う作業があります。
しかしながら、この下地調整を怠ってしまうと、塗装をした際に塗膜がしっかりと密着しません。
結果的に、膨れの原因となってしまいます。
弾性塗料を使用している。
これは「熱膨れ」の原因の一つでもあるのですが、
弾性塗料を使用している場合には、熱によって膨れる原因となる可能性があります。
これは、特性である「よく伸びる」と言う性質が逆に仇となっているパターンです。
よく伸びる弾性塗料は、ひび割れを起こしづらいというメリットもありますが、
その代わり、熱によって伸びることで膨れやすくなってしまいます。
サイディングボードを使用している。
必ずとは言いませんが、「サイディングボード」を採用している場合には、
蓄熱性の高さから「熱膨れ」になる可能性があります。
これは外壁材の特性の問題なので、なんとも言えません。
ただし、
使用する塗料の種類を「遮熱性」の高い塗料にするなど、
回避する方法はありますので、あまり気にすることはないでしょう。
熱膨れを見つけた際の対処方法
![](https://sim-group.jp/wp-content/uploads/2023/02/LINE_ALBUM_220224_148-1074x1074.jpg)
もし、あなたが外壁や屋根に「熱膨れ」を見つけた際にできる対処方法をご紹介していきたいと思います。
施工業者に連絡する
まず、最初にできるのは「施工業者に連絡する」ことです。
特に、施工が終了してから間も無くor1年〜3年程度で発生している場合には、
保証期間内である場合がありますので、無償で補修をしてくれると思います。
もちろん、みらい住宅サポートでは、そういったことが起きた場合は無償で補修いたします。
ただし、保証期間が終了している場合もあると思いますので、
そのような場合には、再度費用が発生するのでご注意ください。
心配な方は、まずは保証期間内かご確認ください。
信頼できる業者に相談する
その他の方法として、
信頼できるような業者に現在の状況を見てもらって、適切な対応をしれもらうことです。
前回の塗装会社の施工に問題があって「熱膨れ」が発生している場合には、
同じ業者に依頼しても、また同じようなトラブルになる可能性があります。
したがって、心配な方は、相見積もりのつもりで他の業者にも一度見てもらうと良いと思います。
恐らく、提案される補修内容も異なるのではないかなと思います。
この辺りは、実績や評価の高い業者であればあるほど、適切な対処方法を提案してくれると思います。
熱膨れについてのまとめ!
本ページでは、外壁や屋根に発生する「熱膨れ」についてご紹介していきました。
最後に今回の内容を振り返っていきたいと思います。
- 熱膨れは、塗膜と外壁材の間に入った水分が温度上昇によって気化して塗膜を押し上げる症状
- 発生要因としては、内部に溜まった水分が蒸発する事によるもの
- 防止するには、遮熱性の高い塗料を使用する事
- 信頼できる業者に依頼する事で、トラブルが起きにくくなる
いかがだったでしょうか?
本記事をご覧になっている方は、きっと「熱膨れ」について困っている方だと思います。
このページを見る事によって、少しは解決できましたか?
熱膨れの原因としては、業者の知識不足などによって起こってしまうことや、
劣化などが原因で起こってしまうことが挙げられます。
大切なのは、「そのまま放置するとさらに大変な事態になる」と言うことです。
もし、今どうすれば良いのか困っていると言う方は一度みらい住宅サポートにご相談ください!
お見積・ご相談無料!お気軽にお問い合わせください。