2023.02.08

キッチンの種類と選び方

お家を購入される際、こだわる方が多いのがキッチンだと思います。
毎日使う場所ですし、家の雰囲気を大きく変える場所なので、キッチン選びでは失敗したくない方が多いと思います。

今回はお伝えしたいのは、下記の3つになります。

  • お家のキッチンの種類
  • お家のキッチンの選び方
  • お家のキッチン選びで後悔した失敗例

これらをまとめてみました。
最後まで読んでいただくことで、お家のキッチン選びの役に立てると思います。

お家のキッチンの種類

お家のキッチンには、以下の6種類あります。

  • アイランドキッチン
  • ペニンシュラキッチン
  • I型キッチン
  • Ⅱ型キッチン
  • L型キッチン
  • U型キッチン

それぞれの特徴についてお伝えしたいと思います。

アイランドキッチン

アイランドキッチンは、島のように四方が壁から独立しているキッチンになります。
開放感が魅力的で、小さなお子さんがいるご家庭でも、お子さんの様子を見ながら料理などができます。

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは、半島のように壁から突き出たような形状のキッチンになります。
アイランドキッチンと同様、開放感が魅力的です。

Ⅰ型キッチン

I型キッチンは、壁に沿って作られたキッチンで、最もシンプルな形状になります。
料理時の導線も横移動だけで済むのが特徴です。

Ⅱ型キッチン

Ⅱ型キッチンは、調理台とシンクがそれぞれ独立して2台になっているキッチンになります。
調理台に立っていても、後ろを向くとすぐにシンクがあるのが特徴です。

L型キッチン

L型キッチンは、文字通りL型をしているキッチンになります。
スペースが広く、家電を置きやすいのが特徴です。

U型キッチン

U型キッチンは、文字通りU型をしているキッチンになります。
利用者の周りを囲むように設置されるので、家具の設置などを上手くおこなえば、身体の向きを変えるだけで調理台に向かったり、コンロを利用することができるのが特徴です。

お家のキッチンの選び方

お家のキッチンの選び方の基準はさまざまです。
今回の記事では、以下の6つの基準を軸にした選び方をご紹介したいと思います。

  • 収納スペース
  • お手入れのしやすさ
  • サイズ
  • 高さ
  • ワークトップの素材
  • 家事導線

では、それぞれについてお伝えしたいと思います。

収納スペースで選ぶ

キッチンでは、調理道具や調味料など、多くのものを使用すると思います。
そのため、収納が充実しているととても便利です。

キッチンの収納スペースには、シンク下、カップボード、昇降式吊戸棚、パントリーなどさまざまあります。
使用頻度の高い調理器具は手の届く範囲に収納し、調味料は目の高さに保管するのがおすすめになります。
パントリーには、日持ちするものや、災害用の食料を保管しておくと良いです。

お手入れのしやすさで選ぶ

キッチンや、周りの床の素材によって、お手入れのしやすさが変わります。
キッチン周りの床は油などで汚れやすいので、複合フローリングにすることで汚れを拭きとりやすくなるでしょう。

キッチンについては、コンロをIHにすると凹凸がなく、掃除がしやすいです。
また、シンクに傾斜をつけると汚れが排水溝に流れやすくなります。
立ち上がりも汚れが飛び散りにくくなるので、設置するのがおすすめです。

サイズで選ぶ

キッチンのサイズですが、目安は幅255cm程度になります。
ただし、キッチンの種類によって変わってきます。

調理スペースは幅75cm以上あれば、まな板やお皿を置いても十分ゆとりがあると思います。
コンロは60cm幅が主流になっています。
奥行は55cm~65cm程度が目安で、奥行きがあるほどものを多く置けますが、あまりスペースがありすぎると奥まで
手が届きづらくなる場合もあるので注意してください。

キッチン自体だけでなく、キッチンの通路の幅も考慮する必要があります。
通路は狭いほど冷蔵庫などとの導線が短く成りますが、複数人で利用するのが難しくなってしまいます。
反対に、通路が広いと複数人でキッチンに立てますが、家事導線が長くなり作業の効率が落ちるのが欠点になります。

高さで選ぶ

キッチンで最も使いやすい高さは、「身長÷2+5cm」になります。
例えば、身長160cmの方であれば、85cmが丁度良い高さです。
もしキッチン前にカウンターを設ける場合は、70cm程度を目安にすると使いやすくなります。

ワークトップの素材で選ぶ

ワークトップの素材はお手入れのしやすさやオシャレさを左右します。
人工大理石は何より高級感があってオシャレですし、手入れもしやすくなります。
ステンレスは傷つきにくく、錆びないので清潔感を維持できます。

家事導線で選ぶ

家事導線を意識したキッチン設計をすることで、家事の効率が大きく変わります。

料理を運ぶ手間を省きたいなら、キッチンの横にダイニングテーブルを設置すると良いです。
また、水やお米などは重いので、玄関近くにパントリーなどの収納スペースがあると効率も良くなります。
冷蔵庫やレンジなどの家具の設置位置にも気をつけると、家事がスムーズにすすみます。

キッチン以外の水回りとの回遊性も意識するとさらに良くなります。
無駄な動きをしなくて済むような導線を設計すると、家事の負担が軽減されます。

お家のキッチン選びで後悔した失敗例

お家のキッチン選びで後悔しないためにも、実際にあった失敗例をご紹介していきます。

アイランドキッチンは開放感が魅力で憧れる方が多いのですが、良いことばかりではありません。
スペースを広くとるので、思った以上にダイニングスペースが狭くなってしまったり、キッチンの周りをお子さんが駆け回って料理に集中できないといった事例もあります。

床下に収納スペースを設置する際のも注意が必要です。
確かに見た目がスッキリするのですが、あまり深くし過ぎると物の出し入れが大変で、結局使わなくなってしまうことがあります。

キッチン周りの家具の設置も、実際の使用シーンを想像してから決めないと、思わぬマイナスが発生してしまいます。
例えば、レンジと冷蔵庫の距離が近すぎてそれぞれのドアがぶつかり合ってしまい、同時に開けれないといったこともあり得ます。
一見些細なことでも発生頻度が高いとストレスになるので注意が必要です。

コンセントの数にも気をつけてください。
数自体はタコ足配線で対応できますが、あまりに数を増やし過ぎた結果アンペア数が足りず、ブレーカーが落ちてしまい、
同時に多くの家具を使えないという事例もあります。

みらい住宅サポートでは、このようなトラブルが起こらないように日ごろから意識してお客様にお伝えしています
なので、少しでも気になることや不安なことなどありましたらお気軽にご相談ください。