2023.04.21

水廻りのリフォームでの失敗例と解決策

こんにちわ。みらい住宅サポートの野島です。
今回は、水廻りのリフォームでの失敗例と解決策をお伝えしたいと思いますので、良かったら見てください。

水廻りは家族が毎日水を使う場所なので、劣化が進みやすい箇所の一つになります。その一方で清潔に使いたい場所でもあると思います。劣化したり使い勝手が悪くなったりするとリフォームを検討すると思いますが、リフォームでのよくある失敗例を解決策をご紹介いたします。

水廻りのリフォーム

水廻りとは文字通り水を使用する箇所のことをいい、家の中ではキッチンやお風呂、洗面所、トイレが水廻りにあたります。水回りは家族みんなが一日に何度も使用するため劣化や老朽化が進みやすい箇所でになります。手や顔、体をきれいにする場所は、できるだけ清潔に保ちたいと思う方は多いと思います。まずはそんな水廻りのリフォームに関する知識をご紹介いたします。

キッチン

キッチンは水を使うことはもちろん、食事を作る場所であることから、清潔に保ちたいと思っている人が多いと思います。キッチンリフォームは設備の劣化や故障だけではなく、より良いキッチンで料理をしたいといった前向きな理由から行われることもあります。家族構成やライフスタイルの変化により、これまで使っていたキッチンでは事足りなくなったり、逆にコンパクトにしたかったりと年数が経つことによってキッチンに対する要望にも変化があります。

トイレ

トイレの便器は陶器でできていることが多いため、なかなか壊れることがありません。しかし万が一ひび割れてしまったり、陶器以外の部分が故障してしまったりすることはあります。節水を目的として最新のトイレに交換したいという理由でリフォームすることもあると思います。トイレにはタンク一体型やセパレート型、タンクレスなどの種類があり、手洗い場の有無や位置、床や壁の素材など、家族に合ったものを選ぶとより良いリフォームになると思います。

お風呂

お風呂は年数が経つと汚れが蓄積したり水漏れが起こったりしてしまうことがあります。一日の疲れを癒す空間であるお風呂でより快適に過ごすためにリフォームを決断する人もいます。お風呂にはユニットバスと在来工法という2種類のリフォーム方法があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。ユニットバスは工場で生産されたパーツを現場で組み立てるだけなので、施工性が高く水漏れなどの心配がないのがメリット。その一方で規格が決まっているため自由度が低いことがデメリット。在来工法は自由度が高くこだわってパーツを選ぶことができますが、費用が高くなりがちです。それぞれのメリットとデメリットを考慮した上で工法を選ぶようにすると良いです。

洗面所

洗面所のリフォームでは洗面台の交換が行われるのが一般的ですが、その他にも床や壁、収納といった箇所も合わせてリフォームされることもあります。洗面台も各メーカーからさまざまな商品が出ていますが、それぞれ特徴が異なるため、洗面所のスペースと合うサイズの中から気に入った洗面台を探してみると良いです。

キッチンリフォームの失敗例

使っているキッチンの年数が経つと、さまざまな悩みが出てくると思います。悩みを解決させるためにリフォームしたつもりが、リフォームしたことによって新しい悩みが出てくるようなことにはなりたくないと思います。

物が多くて収納が足りない

キッチンには、冷蔵庫だけではなく電子レンジやオーブン、炊飯器などの調理家電があります。それぞれの置き場所を前もって考えておかなければ、「このぐらいのスペースがあれば足りるだろう」と思っていても数cmの差で入らなかったということもあります。また包丁やまな板、フライパン、お鍋などの調理器具、お玉やフライ返し、カトラリーや食器など、収納するべきものもたくさんあります。収納スペースが足りないというのは使い勝手の悪さに直結するため、少し広めに収納スペースを取るようにすると良いです。

作業スペースが狭い

コンロやシンクなどの機能性に気を取られていて、使い始めてみると調理スペースが狭かったということも考えられます。調理スペースは50cm以上あると使いやすいキッチンになります。調理スペースを確保していたにもかかわらず、調理器具や調味料の置き場を考えていなかったためにスペースを侵食してしまったといったことも。使い始めてから後悔することのないように、リフォーム前にしっかりシミュレーションしておくと良いです。

またキッチンの横幅には多くの人が注目していますが、人が動けるスペースがどのくらいあるかという点にも注意が必要になります。対面キッチンであればキッチンの後ろにある冷蔵庫やカップボードとの間の通路の幅も考えておく必要があります。90~110cmが理想とされていますが、二人以上でキッチンに立つことが多い場合はもう少し広めにしておくと良いです。リビングやダイニングとの広さのバランスも考えながら決めることをおすすめします。

掃除やお手入れが大変

デザインや機能性ももちろん大切ですが、使い続けていく上でお手入れのしやすさも重要なポイントとなります。キッチン設備で使われている素材はさまざまですが、お手入れしやすいように作られているものもあります。コンロや調理台、シンク、など、それぞれのパーツでお手入れのしやすいものを選ぶことをおすすめしています。

足腰への負担が大きい

キッチンでありがちな悩みが、高さが合わないという問題です。新築住宅を建てる際に自分の高さに合わせて作った場合は良いですが、キッチンが既に付いている中古住宅に住んでみると高さが合わなくて困ったということがあるかもしれません。キッチンの理想的な高さは、料理をする人の身長を使って計算することができます。「身長÷2+5cm」が目安です。普段から分厚いスリッパを履いているという場合は、スリッパの高さも合わせて計算すると良いです。高さが合わなければ、腰痛や首の痛みにつながってしまうことがあります。リフォームをする際には、デザインや機能性だけではなく高さにも注意して選ぶようにすると良いです。

トイレリフォームの失敗例

トイレをリフォームすると、清潔感のある空間に仕上がるため気分も上がると思います。しかし現状の不満やリフォーム後のイメージをまとめられていないと、使い勝手が良いトイレにはできないかもしれません。トイレリフォームを成功させるために、失敗例を参考にしながら家族で不満や要望を共有すると良いです。

床が黒ずんでしまった

せっかくトイレをリフォームするのであれば便器の交換だけではなく床や壁も張り替えたいと思う人も多いと思います。トイレの床をおしゃれなものにしようと思って無垢材や複合フローリングといった床が選ばれることもありますが、床が黒ずんでしまったという失敗例があります。木を使った素材は水に弱く、アンモニアやトイレ用洗剤によって腐蝕してしまうこともあります。見た目はおしゃれで憧れる人も多いと思いますが、一年以内に黒ずんで汚くなってしまうようなことは避けたいと思います。トイレマットを敷いて頻繁に掃除するという人でも黒ずみを完全に避けるのは難しいため、見た目と使い勝手とのバランスをしっかり考えてから選ぶようにすると良いです。

便器のサイズが大きすぎた

最近のトイレにはさまざまな機能が搭載されていますが、その分便器のサイズが大きいことがあります。今使っている便器のサイズよりも大きいものを選ぶと、思ったよりもトイレが狭くなってしまうこともあります。少しの違いだったとしても、もともと狭い空間であるトイレではその差が大きく感じられてしまいがちです。便器のまわりのスぺースが狭くなると、使い勝手が悪いだけではなくお手入れしにくくなってしまうため注意が必要です。今使っている便器と新しく選ぼうと思っている便器のサイズは事前に見比べておくと良いです。

お風呂リフォームの失敗例

お風呂は毎日の疲れを癒す場所ですが、そんなお風呂をリフォームしたときの失敗例についても知っておくと良いです。

浴槽のサイズ

体の汚れを落としたあと、湯船にゆっくり浸かることで一日の疲れを癒すことができます。そんな浴槽はできるだけ大きくしたいと思うこともあるかもしれませんが、浴槽のサイズを大きくしすぎると洗い場が狭くなって使いづらくなってしまうことも。また浴槽が大きいと、その分お湯を貯めるときにたくさんの水が必要になります。水道代や電気代、ガス代が気になる場合は浴槽のサイズにも注意が必要です。また浴槽が小さすぎると、女性や子供の方にとってはちょうどよいサイズだったとしても、男性には窮屈に感じられることもあります。家族でショールームを訪れて、実際のサイズを確認してから決めると良いです。

使わない機能はメンテナンスが大変

最新式のお風呂では、ジェットバスやミストサウナといったさまざまな機能が搭載されています。設備選びの際にはたくさんの機能がついているものを選びたくなってしまうかもしれませんが、本当に使う機能かどうかを見極めることが大切です。あまり使わない機能にお金をかけたとしても、使わない機能のための掃除やメンテナンスが面倒になってしまうこともあります。後々のメンテナンスについても考慮した上で冷静に機能を選ぶようにすると良いです。

洗面所リフォームの失敗例

洗面所をリフォームしたあとで「失敗だったかも…」と感じる可能性のある失敗例についてご紹介いたします。

家族の身長と洗面台の高さのバランス

洗面台のサイズは横幅だけではなく高さ選びも重要になります。洗面ボウルまでの高さが身長に対して低すぎると腰に負担がかかってしまい、高すぎると顔を洗うときに腕をつたって水がこぼれてしまうこともあります。家族の身長に合わせた高さを選ぶ必要がありますが、基本的には「身長÷2」の高さがちょうど良いといわれています。家族によって身長が違うとは思いますが、極端に高すぎたり低すぎたりしないような高さを選ぶようにしておくと良いです。

脱衣スぺースの確保

洗面所は洗面台の使いやすさも重要ですが、脱衣スペースでもあることを忘れてはなりません。洗面台の幅を広げたことで脱衣スペースが狭くなってしまっては使いやすい洗面所とはいえませんよね。洗面所自体の広さを変えることができるのであれば広げる、できないのであれば洗面台とのバランスを考える必要があります。もし家族に高齢の方や車椅子の方がいらっしゃる場合には、脱衣スペースを広く取ることをおすすめいたします。

まとめ

水廻りのリフォームを行う際には、それぞれの失敗例を参考にしてリフォームプランを立てるようにしましょう。
みらい住宅サポートでは、お客様のご要望をしっかりお聞きした上で、最適なプランをご提案いたします。水廻りのリフォームをご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。