2024.07.20

色褪せは外壁塗装の劣化症状!放置したらどうなる?色褪せしにくい色は?

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外壁塗装は時間が経つにつれて色褪せてしまいます。
色褪せは塗装の劣化症状の一つであり、放置しておくと外観が悪くなるだけでなく、家の構造や耐久性にも影響を与える可能性があります。
そのようなことから、外壁塗装のタイミングや方法について理解を深め、家を長持ちさせるための具体的な対策に取り組むことが大切です。
そこで今回は、色褪せの原因や対策を中心に、色褪せしにくい色や塗料の選び方について詳しく解説します。
ぜひ、最後までお読みいただき、お家の外壁塗装に役立ててください。

色褪せは外壁塗装の劣化症状!放置したらどうなる?

多くの家庭では、外壁が色褪せてきたと感じたとき、自然な経年変化だと思ってしまいがちです。
しかし、色褪せは塗装の保護機能が低下していることを示しており、放置すると様々な問題が発生する可能性があるのです。
ここでは、外壁塗装の色褪せがどのような症状であるのか、なぜ色褪せが起こるのか、そして色褪せを放置するとどのようなリスクがあるのかを詳しく解説します。

色褪せは外壁塗装の劣化症状

外壁塗装の色褪せは、家の外観にとって一目でわかる劣化症状の一つです。
外壁の塗料は、日光や雨風にさらされることで徐々にその鮮やかさを失い、色褪せていきます。
これが単なる見た目の問題にとどまらないのは、色褪せが塗料の保護機能の低下を示しているからです。

塗料が劣化すると、外壁自体が風雨や紫外線の影響を直接受けやすくなり、さらなる劣化や損傷を引き起こすリスクがあります。
劣化や損傷が進行すると、塗装の剥がれやひび割れが発生しやすくなり、さらに外壁材の劣化を加速させる原因となるのです。
つまり、色褪せを放置することで、結果的に修繕コストが増加し、家の寿命を縮めることになりかねません。

そのようなことから美観を保つためだけでなく、家全体の耐久性を維持するためにも、色褪せの兆候を見逃さず、適切なメンテナンスを行うことが重要です。

色褪せの原因

外壁塗装の色褪せは、さまざまな要因によって引き起こされます。

まず最も大きな原因は、紫外線です。
太陽の光に含まれる紫外線は、塗料の色素を破壊してしまいます。
特に、南向きの壁や日差しが強い地域では、紫外線の影響を受けやすくなります。
日光に長時間さらされることで、塗装面の劣化が進行し、色褪せが顕著になります。

次に、雨風や大気中の汚染物質も色褪せの原因です。
雨は塗料に含まれる成分を徐々に洗い流し、塗装面を劣化させてしまいます。
また、風に乗って運ばれてくるホコリや砂、さらに工場や車の排気ガスなどの汚染物質が塗装面に付着し、化学反応を起こすことで塗料の劣化を促進します。

さらに、温度の変化も影響します。
昼夜の温度差が大きい地域では、塗装面が収縮と膨張を繰り返すため、塗料がひび割れやすくなり、これが色褪せを引き起こす一因となります。

これらの要因が複合的に作用することで、外壁塗装の色褪せは進行します。
色褪せは、塗料の性能が低下していることを示すサインであり、放置することで外壁自体の劣化や損傷を引き起こすリスクが高まります。

色褪せを放置しているとどうなる?

外壁の色褪せを放置していると、家の外観が古びて見えるだけでなく、様々なリスクが生じます。

まず、色褪せをそのままにしておくと、外壁の塗装自体がさらに劣化します。
塗装は外壁を守るためのバリア(防護壁)の役割を果たしていますが、色褪せが進行すると、そのバリア機能が低下します。
その結果、雨水が塗装を通り抜けて外壁材に直接浸透しやすくなります。
これにより、外壁材が湿気を吸収して膨張・収縮を繰り返し、ひび割れや剥がれが発生することがあります。

また、湿気が内部に侵入すると、カビやコケが生えやすくなります。
カビは見た目が悪いだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、外壁の劣化が進むと、家全体の構造にも影響が出る可能性があり、最悪の場合、外壁の劣化が進みすぎると、修繕費用が高額になることも考えられます。

色褪せは外壁塗装のタイミング!

色褪せはただ見た目の問題だけでなく、実は外壁塗装のタイミングを知らせる重要なサインです。
色褪せをそのままにしておくと、外壁自体が劣化し、家の構造に悪影響を及ぼすこともあります。
ここでは、色褪せが見られたときに外壁塗装を行うべき理由やそのタイミングについて、色褪せを解消するための塗料選びや色褪せしにくい色も踏まえて詳しく解説します。

色褪せしたら外壁塗装で解消

外壁の色褪せが目立ち始めたら、外壁塗装のタイミングです。
色褪せは塗料の保護機能が低下しているサインであり、放置するとさらなる劣化を招くことになるからです。
色褪せを解消するための最も効果的な方法は、再塗装です。
再塗装することで、外壁の美観を取り戻すだけでなく、家全体の保護性能も向上させることができます。

再塗装はまず、外壁の表面をきれいに洗浄し、古い塗料や汚れを除去します。
これにより、新しい塗料がしっかりと定着し、長持ちするようになります。
次に、必要に応じて下地処理を行います。ひび割れや剥がれがある場合は、補修を行い、表面を平滑に整えます。
その後、選んだ塗料を塗布します。
色褪せに強い塗料を選んでおけば、再び色褪せが発生するまでの期間を延ばすことができます。

最新の塗料には、紫外線に強い成分が含まれているものも多く、長期間にわたって美しい色を保つことができます。
再塗装する際には、色選びも重要です。
前回と同じ色にするのも良いですが、特に、色褪せにくい色を選ぶことで、次回のメンテナンスまでの期間を延ばすことができます。

色褪せしにくい塗料は

色褪せを防ぐためには、適切な塗料を選ぶことが非常に重要です。

まず一つ目は、シリコン樹脂塗料です。
シリコン塗料は、10年前後の耐久性を持ち、比較的リーズナブルな価格で提供されているため、活用されるシーンの多い塗料です。
耐候性(天候による劣化に対する耐性)が高く、色褪せや汚れに強いため、多くの住宅で使用されています。
バランスの取れた性能と価格から、人気の高い選択肢となっています。

次に、フッ素塗料です。
フッ素塗料は耐久性が非常に高く、紫外線や雨風による劣化を効果的に防いでくれます。
そのため、色褪せしにくい塗料として広く利用されています。
価格はシリコン塗料と比較して高めですが、その分長期間美しい外観を保つことができますので、結果的にはコストパフォーマンスが良いと言えます。

最後に、ラジカル制御型塗料もおすすめです。
ラジカル制御型塗料は、紫外線による劣化を抑制する技術が使われており、色褪せしにくく、塗料が長持ちする特徴があります。
この塗料は、フッ素樹脂塗料やシリコン樹脂塗料に比べて新しい技術ですが、その性能から注目を集めています。
特に、コストと性能のバランスが良いことから、近年利用が増えています。

色褪せしにくい色は

色褪せを防ぐためには、塗料だけでなく、色選びも重要です。
外壁の色選びを工夫することで、色褪せしにくく、長期間美しい外観を保つことができます。

まず、白系統の色は色褪せしにくい色の代表格です。
白は紫外線を反射する性質があり、日光による劣化を最小限に抑えることができます。
さらに、白は色褪せしても目立ちにくいという利点もあり、清潔感を保ちやすい色です。
そのため外壁に白を選ぶことで、長期間にわたって美しい外観を維持することができます。

次に、ベージュやグレーなどの中間色も色褪せしにくい色としておすすめです。
これらの色は、多少の色褪せがあっても目立ちにくく、全体のバランスが崩れにくいのが特徴です。
特にグレーは、モダンでスタイリッシュな印象を与えるため、最近では多くの住宅で採用されています。

一方で、濃い色や鮮やかな色は、色褪せが目立ちやすいので注意が必要です。
例えば、赤や青、緑などの鮮やかな色は、紫外線による色素の破壊が顕著で、短期間で色褪せが目立つことがあります。
ただし、どうしてもこうした色を選びたい場合は、フッ素樹脂塗料やラジカル制御型塗料など、耐久性の高い塗料を使用することで色褪せを抑えることができます。

さらに、複数の色を組み合わせることで、色褪せの影響を分散させる方法もあります。
例えば、メインの色を白やグレーにし、アクセントとして濃い色を部分的に使うことで、全体の色褪せが目立ちにくくなります。

色選びは、家の美観だけでなく、メンテナンスの手間やコストにも影響を与えます。
長期的な視点で考え、色褪せしにくい色を選ぶことで、美しい外観を保ちながら、メンテナンスの負担を軽減することができます。

まとめ

本記事では、外壁塗装の色褪せについて詳しくお伝えしました。
色褪せは単なる見た目の問題ではなく、塗装の劣化症状の一つであり、放置すると外壁材の劣化や家全体の耐久性低下につながります。

色褪せが見られたら、早めに再塗装を行うことで、外壁の美観と耐久性を保つことができます。
外壁の色褪せを見逃さず、適切なタイミングで外壁塗装に取り組みましょう。
この記事で得た知識を活かして、家を美しく、そして強く保つためのメンテナンスをぜひ実践してください。

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